『あやや』感想2010-02-11 Thu 01:31
ネタバレちょっと含みつつの感想ですー。それでもいいという方のみ、続きからどうぞ。
作品『あやや』 作者さんは大崎屋平蔵さん。 死の描写を含む作品ですが、決して死がメインテーマではありません。 まあ、だからこそ私は気に入ったわけですが。死がメインというなら、私の感じたものは180度変わっただろう。わざわざ作者さん本人に取材して、メインテーマの確認までとりましたw他にも、いろいろなことを訊かせていただきました。 ちょいと話がそれちゃいましたが、このお話は個人的にかなり気に入りました。 文と阿弥、同じ名前の二人のお話です。 出会いから別れまでが、しつこすぎることもなく、かといって薄すぎることもない、絶妙なバランスで描写されています。 あと、私は普段個人的に『会話』のテンポを重視して書いたりするのですが、この作品の会話は本当に良いと思いました。素晴らしいのです。私はまず第一に、この作品の二人の会話・やりとりに魅かれました。 一見、何気ないやりとりに見えるのですが、それが素晴らしいのです。違和感、不自然、詰まることがないのですから。 そしてお話全体、読みやすく纏まっていますし、なにより面白い。 読む人によっては『泣ける話・感動出来る話』ととれるであろう内容ですが、私はどちらかというと、あくまでもタグにある通り『ほのぼの』として楽しませていただきました。 そもそも、当たり前ですがそれまでの過程のほのぼのが無ければ、最後の言葉に言い表せない感動にも繋がることはないですし。 阿弥の成長していく様子が、また心にくるものがあります。 あと、二人のなんとも言えない距離感が、個人的に好きです。 文と阿弥、本当に珍しい組み合わせですが、最初から最後まで全く違和感を覚えませんでした。 自然で、流れるようなお話でした。 うーん、いつも以上に纏まりのない感想ですねw語りたいことはいろいろあるはずなんですがねw えっと、えと、あうあ……と、とにかく面白い作品でしたぁ! |
コメント |
コメントの投稿 |
|
トラックバック |
| ホーム |
|