絶対あめだま宣言!

好きなことや様々なことを、ただ適当に綴ります。SS書いたりなど。あやれいむ布教委員会の会長です。

TSUMEAWASE

軽いノリの詰め合わせ。



 


 1.周期?



「最近はツンデレというものが流行っているらしいです!」

 宴会中、文がそんなことを言った。
 それを聞いたほとんどの者が、意味が分からず首を傾げる。

「あら、また懐かしいタイプが流行ってるのねぇ」

 だが、紫だけは知っているようだ。

「懐かしい?」
「えぇ、随分と前に流行ってましたわ。周期なのかしらねぇ」
「へぇ、新しく出てきたわけではないんですね。もしよろしければ、紫さんの知っているツンデレをやってみてくれませんか? 私、単語しか知らないもので……」

 文が紫に頼む。
 ツンデレという単語を知っているだけで、詳しい内容は知らないらしい。
 興味を持った周りの者たちも、見たい見たいと騒ぎだす。

「はぁ……仕方無いですわ。では、少しだけ」
「おぉ!」
「わくわく!」
「うっひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 みんなテンションが上がった。
 ちなみに最後の凄い叫び声はパチュリーだ。
 紫は流行っていた頃の、代表的ワンフレーズを思い浮かべる。
 そして、言葉を発した。

「べ、別に勘違いしないでよねっ! あんたのためにこのマンモスを狩ってきたんじゃなくて、私が個人的にお腹空いていただけなんだからっ!」
「ちょっと待ってください、いつの時代ですか?」





 2.ドッキリ?



「今日のおやつはショートケーキにしてみましたわ」
「わぁーい!」

 今日は珍しく、庭でお茶会。
 空は曇りで、レミリアもフランドールも安心だ。
 パチュリーは初め、参加を拒否したが、レミリアがどうしてもというので、仕方無く図書館から外に出た。
 ちなみに美鈴は、「門番の仕事を怠るわけにはいきませんから」と、丁重に断った。
 咲夜がショートケーキをみんなに配る。
 フランドールが嬉しそうに、表情を緩ませた。

「それじゃあ、いただきます!」
「私もいただくか」

 レミリアもフランドールも、同時にケーキを一口食べる。

「美味しい!」
「やっぱり咲夜は良い仕事するわね」
「ん、ありがとうございます。あれ? パチュリー様、ショートケーキお嫌いでしたか?」

 パチュリーだけ、まだ食べていなかった。
 本を読んでいて、ぴくりとも動かない。

「パチェ、せっかくのお茶会なんだから、本禁止」
「む……」
「ほら、食べてみなよパチュリー。美味しいよ?」
「はぁ……仕方無いわね」
「お? パチェは苺から食べる派か」

 パチュリーがフォークで苺を刺し、ゆっくりと口に運ぶ。
 そして、一口で苺を口の中に入れた。

「っ!?」

 顔が苦しそうに歪むパチュリー。

「パチュリー様、どうしました!?」
「喉に詰まらせたか」
「ほら、パチュリー紅茶飲んで!」

 紅茶を渡すが、パチュリーはぷるぷると震えたまま飲むことは無かった。
 このままではパチュリーが危ない、と焦るフランドール。
 そこへ――

「妹様」
「え?」

 仕事のはずの美鈴と小悪魔が、何やら看板を持って現れた。しかも、表情はニヤニヤとしていて、まるで悪戯成功といったような表情だ。
 フランドールは何かに気付いたように、レミリアと咲夜の方を向く。同じように、ニヤニヤとしていた。

「ま、まさか……」

 そこでやっと確信した。
 この状況と看板を持って現れた二人に、焦っていないレミリアと咲夜。
 フランドールは、大きくため息を吐く。

「なんだ……ドッキリか。良かったぁ」
「いえ、違いますよ妹様。よく看板の文字を見てください」
「え?」

 看板には『ドッキリ』では無く『ポックリ』という文字。
 フランドール、しばし膠着。

「ちょ!? じゃあパチュリー危ないじゃん!」
「テッテレー」
「テッテレー、じゃないよ咲夜! パチュリーどうするのさ!?」
「パチェなら大丈夫。いつもパチェは言っていたもの。飛べない魔女はただの豚だ、って」
「何その暴言!?」

 この後、スタッフが賢者の石(組み立て式)で、ちゃんとパチュリーさんを救いました。





 3.押して駄目なら引いてみよう。



「聖、最近ナズーリンが冷たい気がします」
「あらあら、どうしたの?」
「一緒にお風呂入りましょう、と言っても無視されたり」
「あらあら」
「一緒にご飯食べよう、と言ってもお腹空いていないと断られたり」
「あらあら」
「手を繋ごうとしても拒否されますし」
「あらあら」
「一緒に寝よう、と言っても私の頭がおかしいと言われます」
「あらあら」
「……聖、ちゃんと聞いてます?」
「勿論。要するに、ナズーリンと仲良くしたいと」

 にこにこと良い笑顔の聖。
 対して星は顔を赤くして、わたわたと腕を忙しそうに振る。

「い、いえ別にそういうわけではなくてですね!」
「ふふっ、仲良くするのは良いことよ。そうですね、押して駄目なら引いてみては?」
「引く?」

 星は聖の言葉にきょとんとする。
 具体的にはどうすれば良いのか、よく分からないようだ。

「今までと逆の言動を取れば良いのよ」
「逆?」
「そう、逆。そうしたら、ナズーリンも気に掛けてくれるんじゃないかしら?」
「わ、分かりました聖! ありがとう」
「いえいえ」

 星はすぐさまナズーリンの元へと向かった。


「ナズーリン!」
「む、なんだいご主人様?」

 ぼうっと胡座をかいて座っていたナズーリンを発見し、声をかけた。
 走ってきたせいか、少し息切れ状態だ。

「ナズーリン、私と一緒にお風呂に入らないでください!」
「いつ私がご主人様と一緒に入った?」
「それと、私と一緒にご飯を食べないでください!」
「一緒に食べたことないだろう」
「手を繋がないでください!」
「それはあれかい? 鼠だから汚いとかそういう理由かい? 繋いだことないけど、怒るよ?」
「あと、一緒に寝ないでください!」
「……ご主人様」

 大きくため息を吐くナズーリン。
 ジッと星を見つめる。
 そして――

「目を覚ませ!」
「きゃうっ!?」

 ロッドで叩いた。割りと本気で。
 この後、ナズーリンが星の頭を心配して永遠亭へと連れて行った。
 そんな様子を、聖はあらあらと呟きながら眺めていた。





 4.オチ



「このお話を終わらせろってお師匠様が言ってたよ」
「えぇ!? 無茶振りじゃない……」

 てゐの言葉に、鈴仙は頭を抱える。
 師匠の命令に逆らうことは出来ない。だが、どうすれば良いのか分からない。そんな思考が、ぐるぐると鈴仙の頭の中を回っていた。

「あぁ、どうすれば……」
「頑張れー」
「……てゐ、あんたは何か無い?」
「う~ん、あるよ」
「あるの!? ならてゐがやってよ!」
「有料。オチ代行料金二千円」
「くっ、地味に高い。けど、師匠のお仕置よりはマシかな……はぁ」
「毎度~」

 鈴仙から料金を受け取り、ほくほくなてゐ。

「それじゃあいくよ」
「うん」
「このお話と掛けまして、私因幡てゐの詐欺……じゃなくて話術と解きます」
「今詐欺って……その心は?」
「上手いことを言って、落としにかかります」
 




東方SS | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<朝までイェイ+拍手レス | ホーム | 読んだよ!>>

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

| ホーム |