絶対あめだま宣言!

好きなことや様々なことを、ただ適当に綴ります。SS書いたりなど。あやれいむ布教委員会の会長です。

つめあわせみっつ

軽いノリのみっつ。


 


 1.ナズーリンの二つ名。



「あれ、何だったかしら」
「どうしました、聖?」
「ナズーリンの二つ名って、何だったかしら?」

 おや、ご主人と聖が何やら私のことを話している。
 まぁいいか。とりあえず、私はご主人の監視をしなければ……よし、隠れて様子を窺おう。
 幸い、私は小柄だから、隠れる場所はたくさんある。

「ナズーリンの二つ名?」
「えぇ、たしか何とかの小さな大将、だった気が……ど忘れしちゃって思い出せないのよ」

 あぁ、私の二つ名の話か。

「あぁ、たしか……あれ? 何だったか……」

 えー……ご主人まで忘れてる。
 せめて、ご主人は覚えていて欲しかった。

「あぁ、もやもやするわ」
「たしかカタカナでしたよ、聖」

 何故そこまで分かっていて、答えが出ない。
 私の特技を知っているだろう。それが分かれば、出てくると思うのだが。

「サイズの小さな大将、かしら」
「微妙に違う気がします」

 いやいや、全く違うだろ。
 一文字も合っていないじゃないか。

「レーサーの小さな大将、とか」

 ご主人、文字数は合っている。
 だが、私がいつ乗り物に乗って競争していた?

「シーサーの小さな大将、じゃなかった?」

 私は、伝説の獣の像になった覚えは無い。

「いやいや聖、ダウナーの小さな大将、でしょう」

 いや、まぁテンション高くは無いけども。それってどんな大将なのか。
 是非説明願いたいものだ。

「あぁ、『ダ』は付いていた気がする。それと、四文字だったと思うわ」
「でしょう!」

 あぁ、ちょっと近付いてきてる。
 頑張って思い出してくれ。

「ダニエルの小さな大将、よ!」

 誰だよダニエル! だから、どんな大将なんだそれは。
 そして見事に正解から遠ざかった。
 聖にも、是非説明願いたいものだ。

「聖、さすがにそれは無いでしょう」
「じゃあ、あなたは思い出したの?」
「えぇ、もちろん」

 お、ご主人が自信に満ちた表情をしている。
 頼むぞ、ご主人。

「サウザーの小さな大将、です!」
「あぁ、それですね」

 違うだろ。いや、文字は惜しいけど。
 私は聖帝になった覚えは無い。

「あーすっきりしたわ。さすがナズーリンのご主人様ね」
「長年信頼関係を築いてきたのだから、当たり前です。最高のパートナーですから」

 だとしたらパートナー解消した方が良い。
 結局、聖たちが正しい二つ名を思い出すことは無かった。
 とりあえず、ダウザーと印象付けるため、ご主人と聖が眠っている間に、二人の鼻にダウジングロッドをさしとくことにした。





 2.小傘の驚かし方。



 驚かし方が古いと言われた。
 つまり、新しい驚かし方なら、いけるかもしれない。

「でも、新しい驚かし方って何だろう?」

 私は考える。
 今までに無い、驚かし方。
 人は何をされたら驚くだろう。

「そうだ、早苗に訊いてみよう」

 さりげなく訊いて、それで早苗を驚かそう。


「あら、小傘さんいらっしゃい」

 というわけで、早苗の居る神社へやって来た。
 にこっと笑顔で私を迎えてくれる早苗を見て、なんだか驚かすのがためらわれるが、心を鬼にする。

「早苗はさぁ、何か怖いもの無い?」

 私の質問に、ぴくっと身体を震わせた後、止まる早苗。

「どったの早苗?」
「あぁ、いえいえ、何でもありませんよ。そうですねぇ、私は裸が怖いです」
「は、裸!?」
「えぇ、他人の裸を、特に小傘さんみたいな小さな女の子の裸を見るのが、怖いです」

 裸が怖いなんて、変わってるなぁ。

「そっか。あ、私今日は帰るね」
「そうですか、分かりました」

 手を振る早苗。
 実は帰るふりをして、神社の裏へと回る。
 人の気配も無い。よし、恥ずかしいけど、服を全て脱ぎさった。
 これで、やっと人を驚かすことが出来るとなると、いっひっひ、と笑いたくなる。

「早苗ー! うらめしやはは~!」
「いただきます」
「ふぇ? きゃうっ!?」

 全裸で、早苗の目の前に飛び出したら、目にも止まらぬ速さで布団へと連れてかれた。
 何が何だか分からない。

「え? え?」
「あぁ、裸怖い裸怖い」
「ひゃぅあぅあ~!」

 裸怖いと言いながら涎を垂らす早苗に、私は身動き一つ取れなかった。
 そしてその後――これ以上は言えない。





 3.一輪の遊び心。



「あ、村紗ー!」
「ん? どうかした、一輪」
「手袋を反対から読んでみて」
「袋手?」
「いや、違う違う。漢字じゃなくて、ひらがなで」
「てぶくろ、の反対……えっと、ろくぶて?」

 水蜜が呟いたその言葉に、一輪が悪戯成功といった笑みを浮かべる。

「はい、じゃあ六回ぶつね」
「ぅ……そういうことね」

 騙された、とため息をつく水蜜。
 一輪は、雲山の拳を自らの拳に重ねる。
 そして――

「一回、二回、三回」
「ちょ!? ぐっ、あっ、っ!」

 あまりの威力に宙を舞う村紗。一回一回が、一輪のスペルカード並みの威力である。
 浮き上った水蜜に、追撃。

「四回、五回、六回!」
「くぁっ!?」

 今度は地面へと叩き付けられる。
 明らかに、遊びのレベルを越えていた。

「っ……私じゃなかったら死んでるよ?」

 だが、幽霊である水蜜は、そんな打撃で死ぬことも、大怪我することも無かった。

「あは、村紗だからやったのよ」
「もっとまともな遊びをしなよ」

 一輪と唯一遊べる存在、村紗水蜜。

 





東方SS | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<なんか色々+拍手レス | ホーム | リチャードホール>>

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

| ホーム |