絶対あめだま宣言!

好きなことや様々なことを、ただ適当に綴ります。SS書いたりなど。あやれいむ布教委員会の会長です。

慧音てんてーの補習~甘さ編~

プチ投稿作品。補習です。
あまあまです。




「ふむ。では今から前回理解出来なかった者のための補習を開始しようと思う」

 慧音が立ち上がる。

「前回ので理解出来なかったということは、感覚が鈍い可能性が高い。つまり、より甘い例をあげるしかない。しかし、あまりの甘さに身の危険を感じたらすぐに引き返すんだ。分かったな?」

 →1.分かった。
 2.嫌だ。
 3.もし倒れても、慧音先生が介抱してくれますよね?

「……ふむ。よし、では最初は95%からだ! 甘い歴史に飲まれるなよ?」



 甘さ95%~早苗と霊夢~

「えと……最近よく来るわね」

 引きつった笑いを浮かべながら縁側でお茶を啜る霊夢の前には、腰に両手をあてながら立っている早苗。
 その目は霊夢を睨んでいた。

「霊夢さん。お昼ご飯はちゃんと食べましたか?」
「うん、まぁ……」
「何を食べましたか?」
「……お茶」
「それは食べたとは言いません!」

 怒気を含んだ早苗の言葉に、勢いに、霊夢は思わず引いてしまう。

「霊夢さん、お金が無いんですか?」
「いや、食材もお金も普通くらいにはあるわよ」
「だったら何でちゃんと食べないんですか!」
「別に良いじゃない。私がいつ食事をしようがしまいが……」
「食生活の乱れはいけません!」

 早苗は霊夢と最近よく話すようになった。
 その中の会話で霊夢が何気無く言った一言。

「気分や適当な空腹具合によって食事してるからたまに一日に夕食しか食べない
こともあるわ」

 その言葉に早苗は反応した。そしてそれ以来、早苗は博麗神社に頻発に訪れては簡単な食事を作って、霊夢に食べさせていた。

「全く……簡単なおにぎりで良いですか?」
「別にいいのに……」
「だーめーでーす!」

 作ってきますね、と言って台所へと向かいに行った。そんな早苗に対して小さく溜め息を吐く霊夢。
 別に早苗が嫌いなわけでも無いし、作る手間も省けてありがたいと言えばありがたいが、やりすぎではないかと思っていた。

「出来ましたよ~どうぞ」
「あーはいはい。ありがとう」

 早苗が差し出したおにぎりを頬張る。早苗も自分のを作ったらしく、早苗も頬張っている。
 早苗は小さな口だから、おにぎりを頬張る姿が小動物のように見えた。

「なんか……もきゅもきゅとか聞こえてきそうね」
「はい?」
「あぁ気にしないで。こっちの話だから」

 首を傾げている姿も、少々幼いながらも、年相応の可愛らしさがある。

「ていうかさー早苗」
「はい?」
「もう作りに来なくていいわよ」
「え? も、もしかして不味かったですか?」
「いや、美味しかったわよ」
「じゃ、じゃあやっぱり迷惑でしたか?」
「あー迷惑ってわけでもないけど……」

 早苗は嫌われたと思っているのか、先程までの可愛らしい表情が崩れて、今にも雨が降り出すんじゃないかという暗い表情だ。

「だったら何でですか?」
「だって、早苗が過ごす筈の時間を私が奪ってるじゃない。私そういうの嫌だし」

 霊夢は、自分のために時間を削っているということが嫌だった。正直、霊夢が早苗の忠告をちゃんと聞いて、食生活を正せば良いのだろうが、霊夢は変える気は無い。

「私は好きでやってるんです」
「早苗はお人好しすぎ。ちゃんと意見を言いなさい」
「だから、好きでやってるんです」
「早苗……」

 早苗の目は力強いものだった。早苗はお人好しなくせに、意外に強情な性格だ。自分の決めたことや意思は必ず貫くというタイプである。

「まぁ、早苗が良いなら良いけどね……」
「はいっ!」

 だから霊夢が折れるしか無かった。

「全く……あんたは私の奥さんかなんかなの?」
「ふぇっ!? ち、ちち違いますよ! あ、いえ霊夢さんが嫌いというわけではなく、むしろ好きですが……じゃなくて、その、何て言いますか」
「いや、冗談だけど……」
「ふゃっ!?」

 何気無い一言にここまで慌てる早苗が、霊夢にとっては面白かった。
 なんとなくだが、もっとからかってやりたい衝動に駆られる。そこで早苗を見ると――

「あ、早苗。口の端にご飯粒ついてるわよ」
「ふにぇ? 本当ですか?」
「動かないで、取ってあげるから」

 そして、顔を近付けていき、霊夢は――ペロっと早苗の口の端を舐めた。

「はい。取れたわよ」
「な、なななな!?」

 早苗は突然の出来事に顔を真っ赤にして驚いている。そんな早苗の顔を見て、楽しむ霊夢。

「あ、早苗。まだご飯粒ついてるわよ」
「ふぁっ!?」

 もちろん本当はもうご飯粒はついていない。だけれど、霊夢は面白がって早苗の唇を舐める。その時に、早苗は変な声を上げてしまったために、唇が開いた。

「むぅ!? ……んっ」

 霊夢は舌を早苗の口内に侵入させる。歯茎をなぞり、舌を舐める。早苗が押し返そうとするが力が入らず、されるがままになってしまう。吸い上げられ、舐められというのをしばらく繰り返された。

「ぷはぁっ」
「はぁっ……」

 しばらくして、ようやく霊夢は侵入を止めた。
 まだ肩で息をしている状態の早苗に対して霊夢は――

「早苗、私今みたいなご飯なら毎日三食ちゃんと食べれるわよ?」

 と悪戯をする子どもの様な表情で言った。
 その言葉に、早苗は再び顔に紅葉を散らすことになった。





「おぉ、よく耐え切った。これは行為の甘さもあるが、それまでの過程のほんわりした甘さにやられる者が多いんだ。さぁ、もう理解出来ただろう?」

 →1.理解出来ない。
 2.理解出来た。
 3.薬草を使う。

「……本当に理解出来ないのか?」

 →1.本当に理解出来ない。
 2.本当は理解した。
 3.あばば。

「そうか……では、禁断の100%を使うことになるが、これはちょっと過激だ。耐えられないと思ったらすぐに帰って来なさい」



 甘さ100%~輝夜と妹紅~

「なんだかなぁ」

 妹紅は溜め息を吐く。そんな妹紅の肩には、眠っている輝夜。
 最近めっきり殺し合うことも無くなった二人。今日も妹紅が永遠亭へやってきたのだが、なんだかんだで談笑になってしまった。その途中で、話し疲れたのか
、輝夜が妹紅の肩に体を預けたまま眠ってしまった。

「私にどうしろってんだ……」

 今まで殺し合いを長年続けた仲だった。そんな相手に信頼しきった表情で体を預ける輝夜の考えが全く理解出来なかった。
 輝夜が寄り掛かってるから、妹紅は動けない。胡座をかいた状態から妹紅は少しも動いていないのだ。

「こいつ寝顔だけならこんなに可愛いのに……」

 それは妹紅の素直な言葉だった。
 昔、数多くの男を魅了した美しさ。女は嫉妬をすることさえ出来ない完璧さに憧れを抱いた。
 そんな輝夜を、唯一憎んだのは妹紅だった。他の者とは違う感情を、妹紅だけが抱いた。そしてそんな妹紅だからこそ、輝夜は妹紅に興味を持ったのだ。

「冷静に考えると凄いことだよな……」

 憎んだ相手と今こうして一緒の時間を過ごしている。しかも殺し合いまでしてきた仲だ。
 ふと横の輝夜を見ると、本当に穏やかに眠っている。

「もう普段からずっと眠ってりゃ良いのに」

 そうすれば可愛いままだ。と妹紅は小さく呟く。
 昔の男たちや女は、輝夜を美しいと言ったが、妹紅は美しいというよりは可愛いと思っていた。
 それは長年の付き合いで、いろんな表情や態度を見てきたからだろう。他の者が見たこと無い輝夜を、自分は見たことがあると思うと、何か少し嬉しい気持ちになった。

「しかし、流石に体が痛くなってきたな」

 長時間同じ姿勢を保つのに、疲労を感じてきた。

「殺せば起きるかな」

 ポツリと物騒なことを呟く。再び輝夜の方へ向くと、柔らかそうな唇が目についた。

「……いや、流石にそれはマズい」

 ギリギリ理性を保つ。次に特徴的な艶のある綺麗な黒髪が目についた。

「これくらいなら……いいかな」

 輝夜の肩に手をそっと回して、髪を梳く。さらりとした髪は、手触りも素晴らしく、世の女性が手入れ方法を聞きたくなるような程だった。
 ずっと撫でていると、くすぐったかったのか、輝夜がみじろぎをした。

「おっと」

 輝夜をちゃんと支える。まだ眠いのか、再び動かなくなった。

「もこ……う」
「――っ!」

 輝夜の寝言に自分の名前が出た。それだけでギリギリ保っていた理性が崩壊した。

「こいつは、同性から見ても憧れを抱く程綺麗で、異性から見てもいきなり結婚申し込む程の美しさであるから……私がこうなるのも仕方無いわけで……」

 何やら言い訳的なものをブツブツと言い出す妹紅。

「あーもう! やっぱり全部お前が悪い!」

 輝夜の顔をこちらに向かせ、妹紅は自分の唇で輝夜の唇を塞ぐ。
 甘くて、柔らかくて、温かくて、ただ重ねただけなのに幸せな気持ちになる。

「おまっ! これでも起きないのか……なら!」

 そのまま舌で唇をこじあける。眠っているからか、抵抗も全く無く、楽に侵入出来た。
 そして舌を捕らえる。生温かいそれは、妹紅のと絡まり、粘着した音を静寂の部屋に響き渡らせた。

「ん……? むー!」

 流石に輝夜も目を覚ましたがもう遅い。既に捕らわれた舌は、執拗に責められ、次第に力が抜けていく。互いに脳がピリピリする。たまに、ぴくりと反応する輝夜を愛しげに抱き締める。

「や、妹紅……」
「悪い輝夜。しかし全てお前が悪い」
「ちがっ……妹紅後ろ……」
「え?」

 息が荒く、頬を赤く染めている輝夜をとりあえず解放して、後ろを振り向くと――

「そういうのは二人で住んでやってね?」

 永琳が超笑顔で立っていた。

「すみませんでした」

 妹紅は素直に謝った。何かめっちゃ怖かったからだ。
 そして永琳が笑顔のまま立ち去ると――

「馬鹿妹紅」
「う……」
「永琳に見られた。恥ずかしいじゃない。馬鹿妹紅」
「いや、その」
「馬鹿妹紅、略して馬鹿」
「妹紅を消しただけじゃんか!」
「反論出来るの?」
「いえ、馬鹿でした」

 妹紅が反論出来る余地は、全く無かった。当たり前である。

「責任とりなさいよ」
「は?」
「だ~か~ら! 責任とりなさい!」

 顔を真っ赤にして言う輝夜を見て、妹紅はやっと察した。

「あぁ、分かったよ」

 二人の新しい関係が、今日から始まった日だった。



「やぁ、生きて帰ってこれたようで何よりだ。流石にもう理解出来ただろう?」

 →1.もちろん!
 2.もちろん!
 3.もちろん!

「よし! なら私の補習はここまでだ! 最初に見たときより君は立派になっているぞ。では、縁があったらまた会おう! さて私は永琳の所へ……」

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