絶対あめだま宣言!

好きなことや様々なことを、ただ適当に綴ります。SS書いたりなど。あやれいむ布教委員会の会長です。

慧音てんてーの授業~甘さ編~

プチ投稿作品。
タイトルの通り、『甘さ』について例を挙げながら教えるお話。
あまあま要素ありなので、苦手な方にはおすすめしません。





「やぁ、授業を受けに来たのか? あぁすまない、申し遅れた。私は上白沢慧音だ。今日の授業は『甘さ』についてだ。授業を受けるか?」

 慧音先生の授業を……
 →1.受ける。
 2.受けない。
 3./∵\

「ふむ。受けるんだな? ではこれから先、実際に起こった例を挙げて様々な『甘さ』を教えようと思う。ただし、注意しておくが、例は段々とより甘くなっていく。これ以上の甘さは耐えられない、と思ったらすぐに戻るんだぞ? ではまずは初歩からだ」



 甘さ控え目5%~輝夜と妹紅~

「なぁ輝夜」
「何よ……」

 妹紅と輝夜の周りは、酷く荒れた地形へと変わっていた。二人は肩で息をしている状態。いつもの殺し合いを終えて、そのまま地面に横たわっていた。

「私はお前が嫌いだ」
「分かってるわよ」
「憎くて仕方無いんだ。なのに最近じゃあ、そんな感情も薄れた」
「……そう」
「なぁ輝夜。もうやめにしないか?」
「仕掛けて来たのは妹紅でしょ」
「いやまぁ、そうだけど」
「……ふふっ。貴女も丸くなったわね」
「な!? こっちは真剣に」
「いいわよ。やめにしましょう」
「へ?」
「やめにするって言ったのよ。だから次は、友人として会いましょう?」
「……あぁ」

 長い年月を経て、ようやく終えた因縁。本当に長かった。けれど、これから二人はそれ以上に長い永遠という日々を、友人として過ごすのだ。
 時には喧嘩をすることもあるだろう。しかし、二人には永遠の時間がある。ゆっくりと解決して、また仲良くなれば良いだけ。
 そんな二人を照らしていたのは、輝く満月だった。



「やぁ慧音先生だよん。おや、まずは5%を見せてみたが全く満足してないようだな。え、何? 『5%くらいは既に勉強している』だと? そうか、なら次は少しレベルを上げよう」



 甘さ30%~天子と萃香~

「本当にあんたって酒飲んでばっかね」
「酒を飲めなくなるくらいなら死んだ方がマシだよ」
「酒馬鹿……」

 溜め息を吐きながら、手の甲を額に当て、呆れた表情を浮かべる天子に対し、ケラケラ笑いながら酒を飲む萃香。

「ていうか酒飲むだけなら天界に居る必要無くない?」
「私が帰ったらどこかの誰かさんが淋しがるだろ?」
「う……そんなこと無い!」
「誰もお前さんのこととは一言も言って無いけどね~」
「……っ!」

 萃香にからかわれていることに、恥ずかしさや怒りやらで顔が紅く染まる。
 そこで、ふと思いついた。この子鬼をそれ以上にからかってやる方法を。

「ねぇ、萃香」
「んにゃ~?」
「貴女の今飲んでいるお酒を、もっと美味しく飲む方法があるんだけど、試してみない?」
「お、本当か! 試すに決まってるだろ!」
「じゃあそれ貸して」

 萃香から瓢箪を受け取り、その中身を天子は口に含む。そして――

「むぐぅ!?」
「んっ」

 萃香の唇に、天子は自分の唇を押し当てる。
 そして、口に含んだ酒を萃香に飲ませる。所謂口移しというやつだ。

「んっー! っ……ぅん」

 次第に抵抗も弱まり、天子のお酒を受け入れる萃香。
 しばらくして、唇を離す。萃香の顔が赤いのは、お酒のせいだけじゃあ無いだろう。



「やぁ、慧音しぇんしぇーだ。どうだった、え? 何故続きを見せないかって? ハッハッハ。続きは刺激的過ぎるからな。あくまで『甘さ』について例を用いて詳しく教える授業だからな。では早速次へ行こうか」



 甘さ50%~アリスとパチュリー~

「パチュリー、居るかしら?」
「あ、いらっしゃいアリスさん」

 アリスを迎えたのは小悪魔だった。

「あら? パチュリーは?」
「あれです」

 小悪魔が指をさす方向には、いつも本を読んでいる場所にパチュリーが居た。
ただし、一つだけいつもと違ったのは――

「眠っているのね」
「はい」

 穏やかな表情で、眠っていた。それはただ純粋に可愛らしく、見た目通りの少女らしさを帯びていた。

「あ、アリスさん。私パチュリー様に頼まれた本を受け取りに行かなきゃならないんで、好きに本は読んでいって下さい」
「良いの? 私が本を奪って行ったりパチュリーを倒したりするかもよ?」
「大丈夫ですよ。信じてますから」

 小悪魔の言葉に、アリスは少し驚く。

「何を根拠に」
「少なくとも魔理沙さんの5000倍は信頼出来ます」

 その言葉に互いに笑う。そして、小悪魔は信じてますからーと、言葉を残して出て行った。

「さて、と」

 アリスはパチュリーの眠っている席の真横の席に座る。小悪魔は自由に本を読んで良いと言ったが、やはり図書館の主、パチュリーの許可を得てから読むのが筋だと考えている。
 だから、パチュリーが目覚めるまで待とうということだ。

「それにしても……」

 綺麗な艶を持つ紫の髪、柔らかそうな唇、長い睫、全てが魅力的なパチュリー。

「普段からこうなら可愛いのにね」

 自然とパチュリーの髪に手を伸ばす。あと少しで触れるという瞬間――

「聞き捨てならない台詞じゃないアリス」
「ふわぁっ!?」

 目をぱっちりと開いたパチュリー、アリスと視線が交わる。

「それで? アリス、この私の髪に触れそうな手は何かしら?」
「あぅ!? いや、こ、これは……」

 サッと手を引っ込めるが、パチュリーはニヤニヤしている。
 そしてパチュリーは、アリスの顎に手を添えて、上を向かせる。

「私からすれば、貴女の方がとっても可愛いわ」
「――っ!?」

 やめて、という一言がパチュリーの獲物を射るような視線のせいで、発せられなかった。

「ねぇ、アリス。本当に可愛いわよ」
「んっ……!」

 顎に添えていた手が下がり、アリスの首筋をそっと撫でる。
 アリスはくすぐったさに、身をよじらせる。

「ぱ、パチュリー。やめ……」
「アリス」

 ただ名前を呼ばれただけで、抵抗の声を上げることが出来なくなる。

「さぁ、アリス。楽しみましょう」
「な、何を――」



「Yaー慧音先生だ。さぁ、どうだった? 大人の雰囲気を漂わせる甘さだったんだが。え、何? 二人はこの後何を楽しんだかって? ハッハッハ、読書を楽しんだに決まっているだろう? さぁ、次はラストだ。引き返すなら今のうちだが……どうする?」

 →1.引き返さない。
 2.引き返す。
 3.金返す。
 4.ピッツァを注文する。
 5.とりあえず生一つ。(性的な意味で)

「そうか……引き返さない君の勇気に、私は敬意を表する!」





 甘さ90%~にとりと文~『どろり濃厚にとり味』



「ふぅ、これでよし……とね」

 最近にとりの元に文が毎日のように来る。
 にとりは文が嫌いでは無いが、やはり機械に集中したい場合もある。毎日のように来られては、捗らないのだ。
 だから今回、文には悪いが罠を仕掛けた。

「うん。文も流石にこれなら帰るだろう」
「残念無念、私は既にいるわよ」
「ひゅわっ!?」

 にとりが背後を振り返ると、文がにぱーと笑顔を浮かべて立っていた。

「あ、文! いつの間にいたんだ!?」
「にとりが罠を作り出す時から。にとりが必死に罠を作っている姿が可愛くて可愛くて……もう思い出すだけで夜は困らないわ」
「夜になにしてるのさ!?」
「あはは」

 笑って流された。神出鬼没の文は、笑顔でもある意味恐ろしかった。

「ところで、にとり」
「はぁ……なんだ?」
「随分と私を罠にかけようと必死でしたね?」
「あ、いや……その」

 にとりは、マズいと思った。文は笑顔だが、目が笑っていない。それに記者口調に変わった。

「そんなことしようとする悪い子にはお仕置が必要ですね」
「あ、文。落ち着こう?」
「私のアンケートに答えてくれたら許してあげます」
「え?」
「ただし、嘘を吐いた場合はキスしますんで」
「ふぇっ!?」
「じゃあ、いきますよ~」

 記者口調になったのはアンケートのせいなのか、いやそれよりも、にとりはキスということに戸惑う。

「では最初の質問です。射命丸文は好きですか?」
「ぅ……」

 反応に困る。素直に好きというべきか、嫌いというのが正解なのか、にとりの脳では処理しきれなかった。

「はい。反応が遅いからキスです」
「えぇ!? やっ……」

 にとりは首筋にキスをされる。文が唇を離すと、赤い跡が残った。

「私は別に唇にキスするとは言ってませんからね? いろんな箇所にキスしますよ」
「あぅぅ……」
「では次の質問、にとりの好きなものはキュウリと機械ですか?」
「う、うん」
「はい、嘘はいけません」
「んぁっ!?」

 今度は耳たぶにキスをされる。

「わ、私嘘吐いて無いじゃん!?」
「はい、まだ嘘吐きますか……強情ですね」
「くぁ……ふぁっ!?」

 頬に、肩に、額にキスをされる。

「ば、馬鹿文……やめろぉ……んっ!」
「何が嘘か、分かりましたか?」
「分からないに決まっているだろう! 私は嘘吐いて無い!」
「はぁ、まだ嘘吐きますか……」
「だから嘘じゃ――」

 唇を重ねられる。離れようと文の肩を押すが、文はにとりの肩をがっちりと掴んで離さない。

「では、何故嘘かの理由を教えてあげます」

 唇を離す。

「にとりが好きなものは、キュウリと機械だけじゃなくて、私もでしょう?」
「なっ!? そんなの卑怯――んぅっ!」

 再び唇を重ねられた。顔を背けようとするにとりだが、文が片腕をにとりの首に回し、もう一つの腕はにとりの頭部をしっかりと支える。
 それにより、文の唇から逃れられない。そして、文が温かいものを、にとりの唇を押しのけて進入してきた。

「んむっ!? んー! はぁっ! むぅっ!?」

 暴れているにとりは、次第に力が抜けていく。そして、文は自分の舌でにとりの舌を捕らえた。
 にとりは既に顔が真っ赤だったが、文はおかまいしに続けた。

「さぁ、にとり。次は――」

 続きは慧音先生により、無かったことにされました。



「やっほぅ! 慧音てんてーだよ。どうだったかな? 『甘さ』について少しは理解出来たかな? 何? 続きは無いのかだと? 続きなんか見せられないさ」

 軽快に笑う慧音。

「さて、今日の授業はここまでだ。まだ分からない、もっと見せてくれないと理解出来ないという補習が必要な生徒は、自己申告をするように! 以上、私、慧音の『甘さ』の授業でした。みんな、また会えたら会おう!」
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