絶対あめだま宣言!

好きなことや様々なことを、ただ適当に綴ります。SS書いたりなど。あやれいむ布教委員会の会長です。

ロード

プチ投稿作品『ロード』紅魔館組のギャグ。
突っ走った作品なので、いろいろおかしいです。ツッコミきれたら勝ちです。
それでも大丈夫という人は、続きからどうぞ。





 






「耳たぶハミハミ」

 パチュリーの呟きに、フランドールは読んでいた本を落とした。

「パチュリー、病気?」
「まぁ喘息持ちではあるわよ」
「いや、そうじゃなくて……今の発言」
「耳たぶハミハミ?」
「そうそれ。突然、何変態的なこと口走ってるのかと」
「変態じゃないわよ。ロマンよ」
「何さロマンって」
「マロンじゃないわよ?」
「分かってるよ!」
「この間、レミィが言ってたのよ」
「お姉様が?」
「そう、隙あらば妹様の耳たぶハミハミしたいって」
「カリスマ以前に生き物として何か大切なものを失ってるよ!」
「まだ8回しか成功してないそうよ」
「いつの間に!? ねぇいつの間に!?」
「妹様が寝ている間に、ハミハミしたって言ってたわ」
「うわぁ……気付かなかった」
「そりゃあ私が、目覚めないようにしっかりと魔法かけてたし」
「共犯か! よーし、パチュリー、破壊してあげる」
「力ずくはダメよ。女の子なんだから、無理矢理痛いのは嫌だわ」
「何の話さ!?」
「まぁそんな話はいいとして」
「よくない!」
「レミィが妹様を呼んでたわよ」
「え? お姉様が?」
「そう。図書館を出て、右から52番目の部屋の地下の箪笥の横にある隠し通路の奥の細道で待ってるって」
「長っ! 覚えきれないよ!」
「仕方無いわね。紙に書いてあげるわ。小悪魔、座布団……じゃなかった、紙持って来てー」
「かしこまりまりまりしーたー!」
「どうしたの小悪魔!?」

 小悪魔は紙とペンと小鳥と鈴を持ってきた。みんな違ってみんな良い。


「はいどうぞパチュリー様」
「ありがとう小悪魔」
「いえいえ、お役に立てて光栄です」
「小悪魔がいて本当に助かってるわ」
「いえ、そんな……」
「最初はこの図書館にちまっと住んでただけなのに、今じゃ私に仕えてくれてる。もう感謝してもしきれない」
「大袈裟ですよ。私はパチュリー様に出会えて幸せですし、お役に立っているのなら、もっと幸せです」
「小悪魔ぁ!」
「パチュリー様ぁ!」

 がっしりとハグする小悪魔とパチュリー。
 どんな反応していいか分からないフランドールは、ただぼーっと見ていた。
 その視線に気付いたパチュリーは、

「何見てるのよ」
「理不尽」
「冗談よ冗談。パチュリージョークよ。略してチョーク」
「色々おかしいよ。お姉様待ってるんでしょ? 早く道順書いてよ」
「分かったわよ」

 小悪魔からペンと紙を受け取り、さらさらと綺麗な字で道順を書く。
 出来上がったその紙をフランドールに渡した。

「さっき言ってた道順と違う気がするんだけど……これ普通にお姉様の部屋って書いてあるんだけど」
「気のせい気のせい。さ、早く行きなさい。レミィが待ちくたびれてるわよ」
「う~ん、分かったよ」





◇◇◇





「お姉様、入るよ」

 私が扉を開けると、

「あぁ、フランを食べるにはどうすればいいのかしら。性的な意味で。そろそろ耳たぶハミハミを寝ている間にやるだけじゃあ我慢出来ないわ。そうだ、またパチュリーに手伝ってもらって、いや待てよ、やっぱりこういうのはフランの可愛らしい反応が無ければつまらない。つまりフランが起きてる時に仕掛けなきゃ意味が無いわね。でも真正面からフランに、あなたと合体したい、なんて言ったら即キュッとしてドカーンされそうだし……」

 静かに、扉を閉めた。
 なんか危ない人がいたよ? 犯罪者だよね、あれ。私の名前を口走ってたけど、私の知らない人だよね。なんか見たことあるような顔だったけど、多分違うよ。うん、違う違う。

 あ、そうだ。おやつの時間だ。咲夜のトコ行こう。今日のおやつはなにかな。


「あら、フラン来てくれてたのね」
「どちら様?」
「あなたの姉、レミリアじゃない」
「私のお姉様はそこまで変態じゃないよ。カリスマを失っても、大切な何かはギリギリ持っていたと思うよ」
「フランのためなら捨てるわ」
「わーお、迷惑」
「とりあえずベッドに腰掛けなさい」
「普通に椅子でいいじゃん」
「たまには運動しないと体が鈍る。だから運動しましょう。ベッドを舞台にした最もポピュラーな運動を貴女に教えてあげるわ」
「ポピュラーの意味を辞書で調べろよ。こんちくしょう」
「大丈夫、痛いのは最初だけだ」
「今のお姉様が十分に痛いよ」
「安心しなさい。これでも私は、やるときはやるタイプよ」
「それ絶対意味が違うでしょ!」
「まぁまぁ、とりあえず疲れたでしょう? 胸……じゃなかった、肩揉んであげる」
「今さらっと本音出てたよ!?」

 ジリジリと後ろに逃げる。お姉様は、一歩一歩ゆっくりと近寄る。さて、どうしようか。

 そうだ! 確か前にパチュリーと咲夜と美鈴から教わった最強の呪文がある!
 なんでも、その言葉を発するだけで、お姉様を一瞬で倒せるらしい。ただし、私が言わなきゃ意味がないらしいけど。
 よし、言おう!

「お姉様!」
「なにフラン?」
「大っ嫌い!」
「ごふぁっ!?」

 お姉様は私の言葉で、倒れた。
 血を吐いて、倒れた。
 涙を流しながら、倒れた。

「……悪は滅びた」

 私の、勝ちだ。



◇◇◇



「お嬢様、大丈夫かしら。私のマニュアル通りに行動していれば、ちゃんと妹様とより仲良く出来てる筈だけど……」

 そう呟きながら、メイド長の十六夜咲夜、通称、奇術師さっきゅんは自室で寛いでいた。

「さて、この間買った『変態道を極める百の道~姉妹編』を読もうかしら……って無い!? あ、お嬢様に渡した筈の『素直になれないあなたへ~仲良くしましょ!』がここにある! ということは……間違えて渡した!?」

 一瞬驚き慌てる咲夜だが、数秒後、冷静になり、眠った。
 まぁ、いいかと呟き、眠った。
 今日は楽しかったね。明日はも~っと楽しくなるよね、サクタロウ。と、心の中で飼っている妄想ハムスターに語り、「ぐへっ」とその妄想ハムスターが返事をしたのを妄想し、眠りについた。
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