絶対あめだま宣言!

好きなことや様々なことを、ただ適当に綴ります。SS書いたりなど。あやれいむ布教委員会の会長です。

厄神様ドット@こむ

雛とパルスィ。ギャグです。



 
「さぁ、今夜も皆さん厄だらけかな? 始まりました、厄神様ドット@こむ」

 ウインクをして、軽く微笑みながら喋るのは雛。

「メインパーソナリティーは私、鍵山雛。そして今回のゲストは……水橋パルスィさんです。はい拍手~」
「んー! んー!」

 手足を縛られ、口にガムテープが貼られているのはパルスィ。

「それでは今日も、元気良く厄にまみれましょう!」

 『厄神様ドット@こむ』は、鬼のぱんつ(株)、飲食会社厄ドナルド(厄マーク)、浮気調査さとり事務所(地)、霧雨魔法店(廃)の提供でお送りします。






「最初はお馴染み、このコーナー! それは……」
「むー! むー!」
「ん? あぁ、ごめんね」

 縄をほどき、ガムテープを取って解放する。

「ぷはぁ、あんたねぇ!」
「では最初のコーナーです」
「無視するな!」
「みんな大好きなコーナー! その名も『私の厄、嫌いなあいつに移っちゃえ♪ぐへっ☆』です」
「可愛らしく振る舞ってるけど、言ってる内容凄い暗いわね」

 人指し指を唇にあてながら、可愛らしく言う雛。
 そんな雛を、パルスィは極限まで引いた目で見つめる。

「そんなに引かなくても……私だって女の子なのよ? 涙と単三電池が出ちゃう」
「目から単三電池出たら立派な妖怪ね」
「続いてのコーナー行きます」
「え!? 今のコーナーは!?」
「え?」

 きょとんとした表情になる雛。
 首を傾げて、不思議そうにパルスィを見つめる。
 その視線に、少したじろぐパルスィ。

「え、と……パルスィ大丈夫?」
「え?」
「コーナーなんて無かったじゃない」
「いや、言ってたじゃない」
「言って無いわよ。大丈夫?」

 本気で心配そうな表情を浮かべて、パルスィの額に手のひらをあてる。熱を確認しているようだ。

「熱何か無いわよ! さっき言ってたじゃない。『私の厄、嫌いなあいつに移っちゃえ♪ぐへっ☆』って!」
「う……わぁ」

 本気で引いている。
 苦笑いを浮かべている。
 パルスィは、ちょっと本気で挫けそうになった。

「あ、安心して! 私はパルスィのこと信じてるわよ。う……うん、私言った!
 言ったわ!」
「もう良いのよ……私がおかしかったみたい」

 焦りながらフォローする雛を見て、おかしかったのは自分なんだと思うパルスィ。
 そんなパルスィを見て、雛は一瞬だけ口元をつり上げて笑った。

「計画通り」
「え?」
「ううん、こっちの話。さ、気を取り直して、次のコーナー行きましょう」
「え、うん」

 笑顔になる雛に、パルスィも気を取り直す。

「次のコーナーは、大人気『天気予報』です」
「天気予報が大人気コーナーなの!? どんな番組よ!?」
「えーと、明日は紅魔館が雨、博麗神社が洪水、人里が晴れ、地霊殿が雷ときどき落石、他は知らないから自分で調べてね」
「うん、もう割とどうでも良くなってきたわ」
「続いては不人気コーナー」
「やるなよ」

 あくまでも笑顔を崩さない雛。

「それは『厄おた』のコーナー!」
「それ前回メインコーナーじゃなかった?」
「パルスィ、時代は常に変わるのよ」
「いや、意味分からないんだけど……」
「では最初のお便りです。ペンネーム、ウドンゲリオンさんからです。ありがとー!」
『最近、悪戯兎に本当に困っています。落とし穴に落とされたり、硫酸の入ったビーカーを投げ付けられたりします。あ、でも、優しい部分もあるんです。私の相談に乗ってくれたり、私に幸せをいっぱいあげると言ってくれたり……どうしましょう?』

「知らないわよ!」
「ノロケね。妬ましい!」

 二人は一斉に怒りの声を上げた。
 葉書を破り捨てる雛、バラバラになった葉書をさらに踏み付けるパルスィ。

「はぁはぁ……あ、続いてのお便りです」
「凄いコロッと変われるのね、あんた」

 雛の可愛らしい笑顔がまた現れる。
 パルスィは普通に感心した。ここまですぐ表情を変えられることは、もはや特技だ。

「ペンネーム、十六夜咲夜さんからいただきました。ありがとー」

『私の悩みを聞いてくだ――』

「あ、終わりの時間」
「ちょ!? 名前まで読んどいて、しかも本名なのに最後まで読まれないって酷すぎじゃない!?」
「まぁまぁ、こんなこともあるわよ」
「無いわよ!」
「あ、足釣った……痛い痛い。嘘だけどね」
「嘘かよ!」

 エンディングテーマ、『厄神様の通り道にいる嫉妬さんを抱き締めて愛を叫ぶ』が流れる。

「それでは今日のゲスト、水橋パルスィさん、感想をどうぞ」
「え? あぁ、えーと……」
「そう、楽しかったのね」
「何も言ってないわよ、馬鹿雛」
「あ……」
「ん?」
「今日、初めて私の名前呼んでくれた……」
「んなっ!?」
「え、えへへ」
「何笑ってんのよ!」

 少し照れたように笑う雛。
 顔を赤くして怒るパルスィ。

「それでは、また会えたら会いましょう」
「もう無いでしょ……」
「厄神様ドット@こむ、でしたー」

 小さく手を振る雛。





 ~スタッフやら一覧~



 プロデューサー:パチュリー・ノーレッジ
 ディレクター:小悪魔と不愉快な仲間たち
 アシスタントディレクター:橙
 葉書投稿者:ウドンゲリオン、十六夜咲夜ちゃん
 3時のおやつ:かすていら
 スペシャルサンクス:八雲紫
 脚本:魂魄妖忌(21)
 構成:四季映姫
 音響:河城にとり
 野次馬:射命丸文
 馬:ひひーん
 メインパーソナリティー:鍵山雛
 ゲスト:水橋パルスィ
 鍵山雛:計画通り!







以下、投稿時のあとがき。

前に書いた『厄神様ドットこむ』の続編的なものですが、読んで無くても大丈夫な内容にしました。
久し振りのこの組み合わせ、ちょっと突っ走った内容ではありますが、少しでも楽しんで下さったら、嬉しいです。
喉飴でしたー。
でしたー。
たー。
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