絶対あめだま宣言!

好きなことや様々なことを、ただ適当に綴ります。SS書いたりなど。あやれいむ布教委員会の会長です。

日曜夜は大喜利の時間です

東方創想話投稿作品。
思い付いたその日のうちに書き上がりました。久し振りに突っ走ったギャグです。






「そうだ……大喜利をしましょう」
「は?」

 いつものレミリアの暇潰し発言。
 フランドールが疑問の声を上げる。

「よし、咲夜。準備を」
「かしこまりました」
「パチェ、手伝って」
「分かったわレミィ」
「美鈴、力を貸してもらえるかしら?」
「当たり前だのクラッカーです!」
「何でみんなノリノリなのさ!?」

 パチュリーは、小悪魔を連れて何かをし始める。咲夜は、消えたり現れたりを繰り返している。美鈴は大木を担ぎ始めた。
 フランドールは、ただそれを見ていた。制止の声は、届かない気がしたから。



 それから2分後。



「出来ました」
「早っ!?」

 咲夜の能力のおかげで、普通なら数時間はかかるであろう舞台が、ちゃんと出来上がっていた。
 畳が敷いてあり、座布団が一枚ずつ間隔を空けて置いてある。
 大木はどこに使ったのか不明だが。

「さぁ、フランやるわよ」
「え!? 私まで!?」
「勿論よ。ほら、着替えて」

 衣装があるらしく、フランドールはレミリアに渡された。
 金色のドロワーズだった。
 殴った。

「何よこれ!」
「仕方無いじゃない。パチェの提案なんだから。みんな色違いのドロワーズを穿いて、大喜利をするのよ」
「何のためにさ!?」
「そんなこと私は知らないわよ! ふざけないで!」
「え、あれ……何で私が怒られてるの?」
「それに、咲夜も美鈴も穿いてるんだから、我慢しなさい」
「え!?」

 フランドールは、まさか咲夜と美鈴まで穿かされているとは、と驚く。
 レミリアが真剣な表情をし、フランドールの肩を掴む。そして、フランドールの目を見て、言う。

「咲夜と美鈴がここまでやってくれているのよ。なら、私たちもやらなきゃ」
「う……分かったよ」
「ありがとうフラン。ちなみにこれ台本ね」
「へ? 何で台本?」
「流れがあるらしいわよ。よく分かんないけど」
「ふーん……」

 薄い冊子を受け取るフランドール。
 ページを捲ると、大喜利手順やルールが書いてあった。



 1.始めに自己紹介。
 2.お題発表。
 3.ボケろ。



「アバウトー!?」



 ルール

 1.座布団が0になったら爆発。
 2.座布団を2枚に増やしたら終了。素敵なプレゼント。(賢者の石詰め合わせお歳暮セットなど)
 3.上手いことや、面白いことを言えば、座布団が増える。逆に下手なこと、つまらないことを言えば、座布団が減る。



「舞台を見た感じ……最初座布団1枚。下手すれば一発で爆発かぁ」

 フランドールは、舞台状況やルールを完璧に把握しておく。
 隣りにいるレミリアも、同じ行動をしていた。
 咲夜と美鈴は、既に座布団の上に座っている。それぞれ咲夜は灰色のドロワーズ、美鈴は、ピンクのドロワーズを服の上から無理矢理穿いていた。
 フランドールが、レミリアをちらりと見ると、レミリアはいつの間にか、銀色に輝くドロワーズを穿いていた。慌ててフランドールも、先程受け取った金色のドロワーズを穿く。
 これで、全てが調った。

「さぁ、始まるわよ」
「うわぁ、パチュリーいつの間に」
「司会進行役はこのパチュリー、座布団運びは小悪魔がやってくれるわ」
「座布団運びなら任せて下さい!」
「何でそんな自信満々なのかが、分からない……」

 パチュリーに急かされて、フランドールが座布団にちょこんと可愛らしく座る。レミリアも、座る。
 パチュリーはそれを見て、司会進行を始める。

「では、自己紹介を。右から」

 右からフランドール、レミリア、咲夜、美鈴の順番に座っているから、最初はフランドールだ。

「フランドール・スカーレットです!」
「……それだけ?」
「え?」
「はぁ……まぁいいわ。次、レミィ」

 自己紹介をしただけで、何でこんな残念がられるんだ、とフランドールは思った。

「どうも、レミ平・スカスカレットゥよ」
「何その名前!?」
「パチェがさっき、大喜利をやる時は名前を変えろって言ったから」
「レミィ、ナイスよ」
「そうでしょ! ナイスネーミングでしょ!」
「いや、ネーミングセンスは最低よ。ノリの良さがナイスなだけ」
「酷っ!」

 なんだかんだで、レミリア改めレミ平の自己紹介が終わった。
 パチュリーは、どこか満足そうな笑みを浮かべている。

「次、咲夜」
「はい、咲夜です」
「はい、次美鈴」
「咲夜だけ自己紹介短くない?」
「妹様、静かに。美鈴の番よ」

 物凄い短さで、咲夜の自己紹介が終わった。
 フランドールは、納得がいかないといった表情だ。

「どうもー! 紅美鈴です」
「普通だけど、良い自己紹介ね」
「私の時はがっかりしてたじゃん」
「それじゃあ始めるわ」
「む~」

 パチュリーが薄い冊子を取り出した。フランドールたちの台本とは色が違っている。おそらくは司会進行用の台本だろう。

「最初で最後のお題はこちら『掛け言葉』」
「掛け言葉?」
「そう、〇〇と掛けまして○○と解く、その心は……というやつよ」
「あーあれね」

 フランドールは、なんとなくやり方を思い出した。
 美鈴と咲夜は既に思考中だ。レミリアは目を瞑っている。

「さぁ、誰かいないかしら?」

 誰も手を挙げない中、

「はい!」

 美鈴が普段見せないような、真剣で格好良い表情で手を挙げた。

「じゃあ、紅美鈴! どうぞ!」
「接客と掛けまして、私と解きます!」
「その心は?」
「どちらも、気を使います!」

 レミリアもフランドールも咲夜も、みんなが驚いた。中々上手い、と。これはもしかしたら、新しい座布団を貰って、すぐ終わってしまうのではないかと誰もが思った。

「小悪魔、一枚持って行きなさい」
「りょ~かいです!」
「ふぇ!? な、何でですかぁ!?」
「美鈴、貴女は優秀だったわ。でもね、すぐに終わったらつまんないじゃない」
「最低な理由!?」

 小悪魔が美鈴の座布団を、テーブルクロス引きのように素早く抜いた。
 すると、かちりという音が鳴って、見事に爆発した。

「爆発発動と同時に、周囲に結界が発動するから安心して。巻き込まれることは無いわ」
「めーりんー!?」

 紅美鈴、脱落。
 残り、三名。

「さぁ、次は……」
「はい」
「咲夜!? 失敗したら爆発しちゃうんだよ!?」
「大丈夫ですよ」

 フランドールが心配するが、咲夜は微笑みを返す。
 レミリアは咲夜を信じいるといった瞳だ。

「では、咲夜。どうぞ」
「お嬢様の胸と掛けて、八雲紫の性格と解きます」
「その心は?」
「掴み所がありません」

 完璧だった。
 ただ一つ、レミリアがプルプルと震えていた。

「咲夜、私的には座布団をあげたいけど……」
「咲夜ぁ!」
「ぐぅっ!?」

 レミリアが咲夜に、ボディーブローをした。
 咲夜は綺麗に吹っ飛ぶ。

「やっぱりレミィが許さなかったわね」
「当たり前よ!」

 咲夜、脱落。
 残り、二名。

「さぁ、次は誰かしら。妹様か、レミィか」
「私よ」
「お姉様!?」
「大丈夫、最高の掛け言葉が出来たわ」

 自信満々の姉を、信じることにするフランドール。

「では、レミ平・スカスカレットゥ。どうぞ」
「霊夢の能力と掛けて、宴会の時のパチェと解く」
「へぇ……その心は?」
「どちらも、浮いてます」
「余計なお世話よ。小悪魔、レミィの心臓持ってってー」
「即死!? 座布団持って行こうよ!?」

 小悪魔がレミリアの座布団を取りに来たが、レミリアが鋭い目付きで睨む。

「こらこら、レミィ。脅さないの」
「素直に爆発しろっていうのか?」
「それがルールでしょう」
「ま、待って!」

 パチュリー自ら、レミリアの座布団を取ろうとした瞬間、フランドールが挙手をした。

「私が次に上手いことを言えたら、お姉様のチャラにしてよ」
「へぇ……良いわよ。その代わり、難易度を高くする」
「え?」
「このお話のオチをつけなさい」
「えぇぇぇぇぇぇ!?」
「妹様の一言で、このお話を終わらせて。もちろん、掛け言葉で」

 フランドールが唸る。
 悩みに悩むが、良いオチが浮かばない。
 このままでは、爆発オチになってしまう。

「フラン、大丈夫?」
「お姉様……」

 レミリアが心配そうに、俯いたままのフランドールを覗き込む。

「お姉様……? そうだ! 出来た! 出来たよパチュリー!」

 レミリアを見て、何かが思い浮かんだらしい。
 パチュリーも、小悪魔も、レミリアも、みんながドキドキする。

「では、妹様。どうぞ!」

 息を吸う。
 目を瞑って、胸の高鳴りを抑える。
 しばらくして、また目を開く。

「このお話と掛けまして、私とお姉様の関係と解く」
「その心は?」
「しまいです」





以下投稿時のあとがき。



この後、約束通りパチュリーが爆発しました。

どうも18度目です。喉飴です。
今日笑点見たら、やっぱり楽しかったです。
結構突っ走った内容ですが、楽しんで下さると嬉しいです。

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