絶対あめだま宣言!

好きなことや様々なことを、ただ適当に綴ります。SS書いたりなど。あやれいむ布教委員会の会長です。

禁じられた遊び

ぷらいべったー(http://privatter.net/u/amya_ame)の方で更新してた、志保と志保弟の禁断のアレやそれなお話です。えっちぃことしていくお話なので、要注意です。禁断関係なのです。
これで一応締めです。小ネタを繋ぎ合わせたような感じなので、描写もいつもよりは少し薄めに。
最初から最後までえっちぃ系です。


 1

 弟が小学校高学年になってからというもの、私に接する態度がよそよそしくなった。
 最初は反抗期かと思ったけど、母への態度はあまり変わらない。つまり私に対してだけ、ということだ。何かしてしまったかしらと思い返してみても、これといって思い当たらない。
 小さな頃は、怖くて眠れないから一緒に寝ようとかお姉ちゃん大好きとか言って、もっと私に甘えてきてくれたというのに……。少し、寂しい。
 そんなことを思っていると、コンコンとノックの音。今日は母の仕事終わりが遅く、家には私と弟しかいない。つまりそのノックの主は、今まさに考えていた弟で。

「お姉ちゃん、お風呂沸いたよ」
「ん、ありがとう」

 それじゃあ、なんて言って私には目も合わせずに踵を翻す。
 ちょうど寂しいと思っていたこともあったせいか、気が付けば「ねぇ」と声をかけてしまっていて。背中を向けたままだけど、止まってくれた。けど、何を話すかなんて考えてもなかったから、ちょっとだけ沈黙。
 まずい、このままでは。いきなり脈絡のないことを話すのもおかしいし、となれば。

「久し振りに、お姉ちゃんと一緒にお風呂入らない?」

 なんて口走っていた。
 もうしばらく、弟と一緒にお風呂なんて入っていない。こんなことを言ってしまったのは、きっと寂しさと、最近の弟の態度から「子ども扱いしないでよ」と拒絶してくると思ったからだ。
 でも私の予想は外れ、弟はこちらをちらりと見て、少しだけ顔を赤くして「……本当にいいの?」と返してきた。
 予想外の返答に、一瞬戸惑ったものの私から言い出したことだ。それに相手は弟。前までは、一緒にお風呂に入っていた。何もおかしなことはないし、久し振りに弟とコミュニケーションをとれる良い機会だ。

「もちろんよ、それじゃあ行きましょうか」
「う、うん……」

 バスタオルや下着などを一式用意して、さりげなく弟の手を引き脱衣所へ。手を握るのさえ、なんだか久し振りな気がする。少し前までは、小さな可愛らしい手だったけど、今はちょっと大きくなっていて、男の子って感じだ。
 なんだろう、弟の成長を感じて嬉しくもあり寂しくもある。
 脱衣所で一枚、また一枚と脱いでいくと、ふと真横に居る弟からちらちらとこちらの様子を窺うような視線を感じた。

「どうしたの? やっぱりお姉ちゃんと一緒じゃ、嫌?」
「嫌じゃないけど、その、うぅ……さ、先に入ってる!」
「きゃっ!?」

 突然一気に全部を脱いだかと思えば、その勢いのまま浴室へと入っていった。
 一体どうしたんだろう、本当は嫌だったのかしら? でも嫌じゃないって言ってくれたし、さっきから顔が赤いから熱でもあるのかもしれない。
 どちらにしろ、私もさっさと入ろう。最後の一枚、お気に入りのネコさんショーツを脱いで、浴室へ入った。
 弟は既に湯船に浸かっていて、こちらに背を向けている。できることなら、ちゃんと目を見てお話したいのだけど。
 シャワーで軽く体を流してから、私も湯船に。
 前までは二人でも充分くつろげたけど、弟も私も成長したからか、少しだけ窮屈だ。膝を抱えて体育座りしている弟の真後ろで、私も同じような姿勢で入る。中々シュールかもしれない、この光景。
 足は伸ばせないけど、それでも久し振りに弟と一緒ということで、心が安らぐ。
 でも、そこに会話はなくて。
 せっかくコミュニケーションをとれるチャンスなのに、何か話さないと。
 えーっと、どうしよう……。

「……ねぇ、お姉ちゃん何かしちゃった?」
「え?」

 いっそもう、ストレートに訊いてしまおう。

「最近、前みたいに接してくれないから。お姉ちゃん、何か嫌われることしちゃったかなって」
「そんなことないよ!」
「え、きゃっ!?」

 いきなり弟が体ごとこちらに向けるものだから、狭い浴槽じゃ、ばしゃってお風呂のお湯が弾けて顔にかかった。思わず目を瞑って、顔を振ってしまう。
 そして目を開くと、本当に、久し振りに真正面から弟を見た気がした。相変わらず、優しい目。けどやっぱり、顔はどこか赤くて。

「あっ、ご、ごめんなさいっ!」

 けど、すぐに私から目を逸らした。
 どうも様子がおかしいと思ったとき、ふと気付いてしまった。この狭い浴槽の中では、どうしても体が触れ合ってしまう。だからこそ、今こちらに体を向けている弟の、下半身にあるそれが固くなっていることに。
 えっと……これって。えぇっ!?
「……ごめんなさい」

 私の視線がそこに注目していることに気付いたのか、俯いて謝ってきた。
 
「う、ううん、謝らなくてもいいのよ。でも、その、それは……」
「お姉ちゃんのことは嫌いになったりなんてしてなくて、大好きだけど……少し前からお姉ちゃんの近くに居ると、こんな風になっちゃって。どうしたらいいか、わからなくって……それで」

 さっき手のひらで弟の成長を感じたけど、そうよね……男の子だもの、成長するわよね。
 動揺したけど、弟がちゃんと成長をしているという点は喜ぶべきなのかもしれない。正直学校で周囲がもっと酷い下ネタを言っていたりするのを耳にしたこともあるし、保健の授業でそういう知識は一応ある。そ、それに気になった単語とかをスマホで調べると……うん。
 けど私を避けていた理由は、そういうことだったのね。
 弟はおちんちんが固くなることを、なんとなく私に対して悪いことだと思っているようで。えっちなことだってことも、薄々わかっているんだろう。でもどうしたらいいのか、わからないといった様子。

「大丈夫、それは男の子としては正常なことなのよ」

 まぁ、姉に対してそういう反応をしてしまうというのは、どうかと思うけど。
 弟は「本当?」とやや顔を上げて、こちらを窺う。不安そうなその顔は、安心させてあげたいって思う。

「本当よ、だから別に気にしないで今まで通りの態度でいいのよ」
「でも、固くなっちゃったとき、どうすればいいの? いつも時間が経てば、元に戻るんだけど、それでいいの?」

 あぁそうよね、そうなるわよね。どうしたらいいか分からないから、よそよそしくしちゃってたわけだし。
 どうしたものかしら……男の人がそれをどうするかなんて、今どきの中学生は大体知ってる。私も知識として知ってはいるけど、当たり前だけど実際見たこともないし。そしてそれを、やり方を教えるべきなのか。
 私が教えなくても、いつか弟は自然と知るときがくるだろう。けど目の前で、現在進行形で困っている。姉としては教えてあげるべき、なんじゃないか。むしろここで誤魔化すと、また弟が遠ざかってしまう気がする。それは避けたい、私の気持ち的に。
 ……そうよ、姉としては弟をちゃんと世話してあげなきゃ。

「固くなってるときに、自分で触ったことある?」
「ちょっとだけ、あるけど。触っちゃダメかなって思って、それっきり」

 たしかに、初めて自分の体に見たことない変化が現れたら、極力刺激してはいけないと思い込むのも無理はないかも。
 触るのに、抵抗があるようね。この状態で実際に自ら触ってなんて言っても、駄目かもしれない。となれば……一つしかない。

「一度お風呂から出て……そう、シャワーも止めて、そこに座って」

 弟を誘導し、ざばぁっとお風呂から出る。シャワーを出し続けたままだと、座っている間にずっとシャワーがかかってしまうので、それも止める。体を洗うときのように、弟をバスチェアに座らせた。
 そして私は、弟の目の前に座る。

「お姉ちゃん、どうするの?」
「安心して、お姉ちゃんが教えてあげるから」
「え、あっ!?」

 未だに固く脈打つおちんちんに、そっと右手を沿える。大袈裟なくらいびくっと震えるけど、不安を抱いている状況なら、仕方ない。だからできるだけ、優しく握る。初めて触るおちんちんは、思ったよりも熱い。
 えーっと、上下で擦るように動かせばいいのよね? 早すぎても強く握っても痛いだろうから、ゆっくりと優しく。

「男の子は、おちんちんが固くなったときは、こうやって」
「んっ、お姉ちゃ……ふ」
「擦ってあげるといいのよ。射精、っていう行為を終えれば元に戻るわ。もちろん人前でできることじゃないから、時間を置いて戻すのも大切だけど」

 こういうやり方でも元に戻るのよ、と続けて教える。
 弟は特に返事はしないけど、ふぅふぅっと少し息が荒い。慣れない刺激に、戸惑っているかしら? しばらくそうしていると、手にぬるぬるとした感触。お風呂のお湯とかそういうのじゃなくて、それは弟のおちんちんからのもので。知識としては持っている、これが出るということはつまり……私のこのやり方で間違ってはいないということだ。
 くちくちと本来お風呂では発しないねちっこい音を立てながら、上下に擦り続ける。
 弟は次第に力が入らなくなってきたのか、私の方にこてんと倒れ込んできた。空いている方の腕で、優しく弟の背中に手を回して支えてあげる。右手は擦ることをやめないで。
 私の胸にぽふんと顔を埋め、はぁはぁ吐息を漏らしている。胸に息がかかるのは、少しくすぐったくて「んっ」なんて声が漏れてしまう。

「お姉ちゃん、どうし、よっ……」
「どうしたの?」
「なんか、なんか変……かも」

 余裕のない声に、もしかしてと思った瞬間、手の中のそれは力強く脈打って――
「っ!? きゃっ!」

 抱き締めるような形だったから、弟のおちんちんから放たれた白濁とした液体は私の手だけではなく、腹部や太股にまでかかってしまった。弟はくたりと、完全に力が抜けてしまった様子。
 これが、射精ということ、よね?
 なんだろう、この気持ち。弟にちゃんと教えられた、上手くできたんだという妙な達成感。それと気持ちよさそうに呆けた顔の弟を見ると、嬉しさもあった。
 無意識に右手で、お腹と太股にかかった精液を拭うように動いた。でも右手もどろりとかかってしまっている状態だから、むしろねちゃあって広げる形になってしまった。
 とりあえず、洗い流さないと。

「大丈夫?」
「う……うん、お姉ちゃん、なんかよくわからないけど凄かった、よ」
「そう、上手くできてよかったわ。今度からはそうすればいいから、変によそよそしくしなくても、いいからね?」
「うん……またお姉ちゃんがしてくれるの?」

 その言葉に、少し固まる。
 もう教えたわけだから、私がしてあげる必要はない。甘えられるのは嬉しいけれど、さすがにこれを続けるのはよくないだろう。それこそ、教育的にも。

「……そうね、またわからないことがあったらお姉ちゃんを頼ってね? お姉ちゃん、頼られるの嬉しいから」

 なのに口は、勝手にそう発言していた。
 すると弟は嬉しそうに笑ってくれて、だからまぁ慣れるまでは仕方ないかなんて思ってしまって。
 シャワーを出して、弟と私は汚れた体を洗い流す。
 私自身の秘部あたりから、ぬめった液体が流れていくのを感じた。きっとさっきかかった弟のソレだろう、と思う。
 そう思うことに、した。




 2




 弟に自慰行為を教えてからというものの、そわそわとした接し方をされることはなくなった。
 ただあれ以降、何度か自慰行為を手伝うといったことはしている。まぁ……頼っても良いと言ったのは、私だし。慣れるまでは、そうしてあげてもいいとも思った。けど、一体どのタイミングで手伝うのをやめればいいのか。完全にそのタイミングを逃してしまっている、そんな気がする。
 それでも大切な弟に頼られるのは嬉しいし、きっといつか近いうちに、弟の方からもう頼っても来なくなるだろう。そう考えると、今だけはまだ良いんじゃないかしら。なんて。

「……お姉ちゃん」
「ん、いらっしゃい」

 私の部屋にパジャマ姿で訪れた弟を、ベッドに座るよう促す。
 何度かしてあげたけど、それでも弟の緊張しているような様子から、まだ慣れないんだなと思う。慣れてないなら、仕方ないわね。
 弟が座る前に、ズボンをパンツごと膝まで脱がしてあげると、既に固くなったおちんちんが現れた。そして座らせると、ソーセージを彷彿とさせるそれを、ぎゅっと弱々しく握る。
 はぁ……って深い息を漏らす弟は、正直可愛らしい。

「お姉ちゃ、ん……ふ、ぁ……」

 手を上下に動かして、おちんちんを擦る。反応を見るに、ちゃんと気持ち良くなってくれているのがわかる。そこで一つ、思い出したことがあった。
 初めて弟の自慰を手伝ったあの日、また頼られたときのためにちゃんとした教えができるようにとスマホでいろいろと調べた。そのときおちんちんを刺激する方法の中には、一人ではできないこと、誰かに口で刺激してもらうという方法もあった。
 ふと考える。それも教えるべきか。それをしてあげた方が、いいのだろうかと。おちんちんを舐めたりとか考えられないことだけど、弟ならそこまで嫌悪感はない……と、思う。

「ねえ、手で擦る以外にも方法があるんだけど、してみたい?」

 けどそれは、弟が望むならだ。あくまで手伝ってあげているだけなのだから。
 私の言葉に弟は少し戸惑ったような表情で、けれどどこか期待しているようなそんな目で。

「……うん」

 小さく頷いた。
 何をするとも言っていないのに頷いてくれる、つまりそこまで私を信じてくれているということよね。
 信頼にちゃんと応えてあげないと、ね。
 弟はベッドにそのまま座らせておいて、私はその目の前に膝立ちになる。既におちんちんからは、とろりと透明の液体が垂れている。
 これを、口で……。
 ゆっくりと顔を近付けていき――
「え、お姉ちゃ……ひゃっ!?」

 まずは先端の部分をぱくりと咥えてみた。歯があたると痛いだろうから、それを避けながら。びくん、と口の中でおちんちんが軽く震えた。
 おちんちんから出ているぬるりとした液体と口内の唾液が混じり合って、なんだか妙な味だ。たしか舌で舐めたりするのも、効果的って書いてあったわね。
 先端を舌先で、小動物がじゃれるように舐めてみる。そのたびに弟は体を震わせて、可愛らしい声を漏らした。
 少しずつ、少しずつ口の中により深く、咥えこんでいく。大きく口を開いて、飲み込むかのように。スローで頭を動かして、根元から先端まで、先端から根元までをいったりきたり。これが思っていたよりも、難しい。少しずれると、歯があたってしまいそうになるから。
 だから極力丁寧に、速度も上げずにあくまで優しくを徹底した。
 ぬちゃくちゅぴちゃって、もはやおちんちんのぬるぬるなのか私の唾液なのかわからないくらい混じり合った水音が、やけに耳に残る気がする。まるで脳に直接響くような音で、なんだかちょっとだけ、体が熱くなってきた。

「ふぁう、おね……ちゃ、おねえちゃんっ…………っぅ!」

 はぁはぁって荒い息が、聞こえてくる。よかった、上手くできているみたい。
 おちんちんに絡み付くかのように舌を動かして、唇をきゅっと締めてみる。弟の深いため息と、びくびく震えるおちんちんの反応で、きっとこれは気持ちいいんだろうってことがわかる。
 口を使っている疲労感と、そのせいで鼻で呼吸をしている割合が大きいのもあって、私まで息が荒くなってきた。酸素が足りないのか、それとも別の理由か、少しだけ頭がぼーっとしてきた気がする。まずいわね、これ……あんまり長い時間は無理。

「く、あぁっ……おね…………え、ちゃ、だめ」
「むぐっ……!?」

 だめと言いながらも、きっと無意識なんだろう。弟は私の頭に両手を添えて、一瞬だけ押さえつけるような力を込めた。とはいっても、そんな強い力ではないんだけど。
 頭に添えられた両手は離れていないけど、気にせず続けようと思ったそのとき――
「ん、ふぐぅっ!?」

 口の中のおちんちんが突然、びゅくびゅくと強く脈打ちその精を放った。反射的に顔を引こうとするけど、強く頭を押さえこまれてしまって。多分強い刺激に堪えるように、咄嗟に押さえつけちゃったのね。
 熱く、粘っこくて、苦い味が口の中にどろどろと広がる。勢いよく出たせいで、喉にそのまま直接絡み付いたりもした。数秒して、頭を押さえられていた力が抜けたのを感じ、そっとおちんちんから口を離す。
 唇とおちんちんをつぅっと白い精液が繋いで、重力に負けて切れた。そのまま口から零る精液を、慌てて手のひらで拭う。このままじゃ床に垂れて、汚してしまうところだった。

「けほっ、かはっ……」
「っ! ご、ごめんなさいお姉ちゃん! 大丈夫!?」
「んくっ……だ、大丈夫よ。少し驚いちゃっただけ。気にしないでいいから」

 ちょっと咳込んでしまった。喉にしつこく絡み付いていた精液を、なんとかこくりと音を立てて飲み込んだ。飲み込んだのは、吐き出してしまうより楽だと思ったから。深い意味は、ない。
 ティッシュで口や手、そして弟のおちんちんも拭いてあげる。それすらも、ちょっとした刺激になってしまうようで、弟はびくんと体を震わせた。
 すべてを処理し終えて、弟をちらりと見ると、手でしたときよりもずっと疲れた様子だ。どうやら私の想像以上に、強い刺激だったみたい。でもちゃんとできて良かった。弟が気持ちよさそうで、良かった。

「ちょっと疲れちゃった? 眠い?」

 こくんと鈍い反応で頷かれた。

「……一緒にここで寝る?」
「いい、の?」
「昔はよく、子守歌なんか歌ったっけね。絵本も読み聞かせてあげたり。あの頃より大きくなってるから、狭いだろうけど、それでもいいなら」
「……うん、お姉ちゃんと一緒に寝たい」

 ふにゃりと嬉しそうに笑う弟を、そのままベッドに寝かせてあげる。電気を消してから、その横に私も。
 案の定、昔とは違うから、結構窮屈だ。お互いに仰向けは厳しいから、自然と向かい合って寝るような形。
 そういえば昔は、おやすみのちゅーなんてのもしてたっけ。いつからか、しなくなっちゃったけど。

「おやすみなさい」
「っ!? お、おねえちゃん……」

 そう思うと、自然に体が動いていた。ちゅっと音を立てて、弟の唇に軽いキス。顔を赤くする弟が、可愛らしく思えてくすっと笑ってしまう。
 するとからかわれたと思ったのか、弟は困ったような表情で。

「いいの、ちゅーなんてして」
「家族だもの、普通のことよ。昔もよくしてたでしょ」
「……じゃあ僕からも」
「え――っ!?」
「えへへ、おやすみお姉ちゃん」

 まさか弟からキスをされるとは思ってなかったから、驚き固まる。
 照れ臭そうに笑い、弟はそのまま目を瞑って黙り込んでしまった。
 昔もずっと私から、おやすみのちゅーだったから。弟からされるなんて、初めてのこと。可愛くて、嬉しくて、でもよくわからなくて。
 そんな感情がぐるぐると心を暴れまわっているうちに、どれくらい時間が経ったのか。きっと数分も経っていないだろうけど。
 それでも弟は昔から寝つきがいいから、すぅすぅと穏やか寝息を立てて眠りに入っているのがわかる。

「んっ……だめ」

 自然と右手を、自分のパジャマのズボンに滑り込ませてしまう。
 意識しないようには、していた。最初からずっと。でも誤魔化せないくらいに、下着が湿り気を帯びているから。おちんちんを手や口で刺激したりしている間、秘部が熱くなっていくのがわかっていた。
 体が、疼いてしまっている。
 女性の場合の自慰行為というのも、知ってはいた。過去にこっそり、興味本位で一度や二度だけど、自分で触ってみたこともある。けれど、ぴりぴりした刺激が少しあるだけで、別にそれ以上はなんとも思わなかったし感じなかった。
 でも、今は。

「ふ、ぅ……ん…………くっ」

 下着の上から、ちょっと指で擦ってみるだけで体が震えてしまう。
 一体私は何をしているんだ、という感情はある。それでも、このむずむずした感じを、どうにかしたい。
 そうだ、私の年齢くらいの子なら、そういうことをやっている子だっているはずだし。別に私がおかしいわけじゃない。
 さっさと処理して、さっさと眠ってしまえばいい。

「んっ、あっ……」

 声を漏らさないようにと左手で口にあてるけど、それでも抑えきれないものは抑えきれない。
 くちゅっという秘部からの音、決して大きい音じゃないのに、それで弟を起こしてしまうんじゃないかと思うと、どうしても指の動きは鈍くなる。早く処理したい、けど起こしちゃいけない。そんな二つの気持ちのせいで、まるで自分自身で焦らし続けているような感覚だ。
 どうしよう、どうしよう……そう思いながらも、指はゆるゆる動く。せっかくさっきティッシュで指を拭いたのに、下着の上からでもまた指はぬるぬるになっていって。

「ぅ……う、あ、ふっ……っ!」
「んぅ……どうしたの、お姉ちゃん」
「えっ!?」

 もどかしさから動かした足が、弟の足にあたってしまった。まずい。
 まだ眠ったばかりで、眠りが浅かったのかも。どうすればいいのか困惑する私とは真逆に、弟は眠気が飛んでしまったのか、徐々に目がはっきりと開いていく。
 そして不自然な私の右手の行く先、つまりはパジャマの上からあそこの部分を見た。事情をなんとなく察したようで、けれどもよくわかっていないのもあるみたいで。ちょっぴり顔を赤くしながら、疑問符を浮かべている。

「お姉ちゃんも、その、僕みたいになったの? 女の人も、そういうのあるの?」
「え、や、えっと……」

 な、なんて答えればいいのよこれ。
 正しい知識を教えてあげるには、女の人にも自慰というものはあってとか言うべきなの?
 いや、でも。

「もしそうなら、僕もお姉ちゃんを手伝うよ? 何すればいいか、わからないけど……お姉ちゃんがしてくれたみたいにっ」
「っ!? い、いいのよ? 私はやり方をちゃんと知ってるから、ね?」
「で、でもっ……」

 びっくりした。弟に手伝ってもらうなんて……それはつまり、この子に私のあそこを触ってもらったりするということ。
 間違えてはいけない、あくまで私は弟に教えてあげてるだけで、頼られてるだけで。逆ではない。
 けれど、目の前でしょんぼりした様子を見ると、純粋な好意で言ってくれたのだろうということがわかる。せっかくこの子が私にしてあげたいお返ししたいという思いを、姉として無碍にしてしまってもいいのだろうか。
 ……それは少しばかり、酷い気もする。またよそよそしくされてしまう可能性だって、ある。
 ちょっとくらいなら、良いんじゃないかしら。私だって嫌じゃないし、むしろ本音は私のためを思ってのことだから嬉しい。
 そう、間違いさえ犯さなければ。

「……わかった、それじゃあお姉ちゃん、手伝ってもらっちゃおうかな」
「う、うんっ!」
「手、貸して。お姉ちゃんのあそこ、そう、そこ。触って。優しくよ?」

 弟の右手を取り、私のズボンのさらに奥、下着の中にまで誘導する。弟の指がそっと直接あそこに触れた瞬間、びくんと震えた。
 初めて他人に触られた。自分の大切な部分を。
 どうすればいいのかわからないといった感じで止まっている弟の手を、私がその手の上から自らの手で動かす。まるで弟の手を道具に使って自慰をしているようで、そう思うと背筋にぞくぞくとした何かが走るようだった。

「お姉ちゃん、だ、大丈夫?」
「うん、うんっ……あ、そこっ。あっ、ふ……ぁん」
「お姉ちゃんのここ、熱くてぬるぬるしてる……」
「ふぁ……やぁ、んっ!?」

 筋を擦るように、動かして。
 そのたびに、くちゅくちゅといやらしい音と私の甘い声が響く。自分にこんな声があったのかっていう驚きと、羞恥心に、より体が熱くなる。
 しかも弟に、それを聞かれている、見られている状況だ。凄く不思議な感覚で、秘部はむずむずして止まらないし、弟の熱を帯びた視線が私に注がれているだけで呼吸が乱れる。体の芯から熱くなってきて、一人で試しに自慰をしたときとは比べ物にならなくて。
 弟の手が、私の手がもうぬちゃぬちゃになってしまっている。

「はぁ……ふ、く、あっ!? あんっ、ら……や、ぅ…………ぅう!」

 このキモチイイが一体どこまで、どれほどに膨らむのか。
ぼぅっとした頭でそんなことを思ったとき、秘部にある固くなった突起を弟の指が掠めた。

「~っ!? やぁ、うっ、あっ……あっ、ふ…………ぅっ~!?」

 その瞬間に、目の前が白く染まった気がした。
 キモチイイが爆発して、体が自分の意思とは関係なくびくんびくんって跳ねた。ぷちゅっと音とともに、あそこからとろとろした液体が溢れるのがわかった。
 しばらく肩で息を続けて、まるで熱でも出たかのような感覚。なに、これ……凄い。こんなの、知らなかった……。
 初めて、絶頂というものを味わった。
 しかもそれは、弟が教えてくれた。

「だ、大丈夫お姉ちゃんっ!?」
「ん……だ、大丈夫」
「よかったぁ。僕……役に立てたかな?」
「……えぇ、ありがとう。お姉ちゃん、とっても気持ちよかったわ」

 不安そうにしていた弟が、嬉しそうに笑った。
 あぁ、気持ちよく眠れそうだ。眠れそうだけど、まずは下着をかえないと。それにまた手も拭かないといけない。
 眠るまでにはもう少しだけ、時間がかかりそうね。




 3




 どうやら一週間前に弟に手伝ってもらって体験した強烈な快感は、イクということらしい。スマホでそういうのを調べていた際に、何度か単語として出てきてはいたけど、特に気にしてはいなかった。けれど、あれがそういうことだったのね。
 あの体験がどうしても忘れられなくて、こっそりと一人で自慰をしてみたこともあった。けれど、一人でするよりもあのときの方が凄かったように思える。結局やっぱり前に自慰を試したときと同様、すぐにやめてしまった。
 あれから一週間、昨日までは珍しく母が連休休暇をもらえたので、ああいったことは一切行っていない。母に秘密だよとは特に言ってはいなかったのだけど、なんとなく言ってはいけないことだと弟も思っていたんだろう。
 でもそれも、昨日までだ。
 今日からまた、母は連休を終えて仕事に戻る。いきなり夜勤で、朝になっても帰ってこれるかわからないと言っていた。
 夕方くらいから、かしら。きっと弟も私も少しだけ、そわそわしていたと思う。二人で母を行ってらっしゃいと手を振り見送った後、がちゃりと家の鍵をちゃんと閉める。
 妙な沈黙に、横を見るとちょうど弟もこちらに目を向けていた。私を見上げるその目と、目が合う。

「ご飯も食べ終えたわけだし、私はお風呂入るけど……」

 その先は、あえて言わなかった。けど弟はもう既にお風呂に入ったんじゃないかってくらい熱を帯びた目で、こくんと頷いた。
 一緒に入るのは、一番最初に弟を手伝ってあげたあの日以来だ。
 着替えも既に用意してあるから、脱衣所へ。
 何かに急かされるかのように、弟も私もあっという間に服も下着も脱ぎ去って、浴室へと足を踏み入れた。

「お姉ちゃん……その」
「もう固くなっちゃってるのね」
「うぅ、ごめんなさい」
「別に、謝らなくていいのよ。ほら、座って」

 脱衣所で服を脱いだときから、弟のおちんちんが固く力強い状態になっているのはわかっていた。もしかしたら、そわそわしていた夕方くらいから、ずっと我慢してたのかもしれないわね。
 素直にバスチェアに腰掛ける弟の前に、私も腰を降ろす。
 まずはぺろっと先端を一舐めしてみる。するとじわりとおちんちんから、透明な液が少しだけ溢れてきた。

「そういえば、この一週間で自分では試してみたりした?」
「う、うん……でもお姉ちゃんにしてもらったときの方が、その……き、気持ちよくて。結局、一人じゃできなくて…………あっ」

 恥ずかしそうに、申し訳なさそうに弟が言ったその言葉が、正直に嬉しかった。私と同じなんだなっていうことと、お姉ちゃんにしてもらった方がなんて。
 あまりにも可愛いことを言うものだから、おちんちんを口に含む。震えた声が、上がった。でもそれは気持ちよくなってくれているっていう証だから、私は続ける。
 頬の内側にこすりつけてみたり、舌で何度も何度も絡ませてみたり、唇をすぼめて頭を上下に動かしてみたり。空いている両手で、おちんちんの根元を優しく撫でたり握ってあげる。
 ぬちゅぬちゅした液体が唾液と混じり合って、お風呂に響き渡る。

「おねぇちゃ、で、出ちゃう……はな、れ…………あぁっ、ぅ!」

 前にしたときと違って、弟は私の頭を押さえつけたりなんかはしていない。
 びくびくと震え始めるおちんちんに、そろそろなんだろうと思う。弟も、離れてと言った。それなのに、どうしてか止まる気にはなれない。口を離す気には、なれなかった。
 そうよ、最後までちゃんと面倒をみてあげないと。それが姉として当然のことだし、自ら頼ってと言い出したんだから、これくらいはしないとよね。
 ほんの少しだけ頭を動かすペースを上げて、唇もきゅうっと締める。手で根元を擦りながら、ラストスパートをかける。
 ぴちゃぐちゅねちゃあっと激しい水音を立てながら、数秒、とうとう耐え切れなくなったおちんちんはそのまま勢いよく精液を放出し始めた。弟がびくんびくんと小刻みに震え、息を深く漏らしている。その間にも、私の口の中をどろどろした精液が染めていく。
 やっぱり、熱くて苦くて粘っこくて、とても美味しいなんて思えない。それなのに、喉をこくんこくんと鳴らしてゆっくり飲み干していく。喉にしつこく絡み付いて、中々飲み干せはしないけど。この前と違って、今度は口の中に出されるというタイミングがわかっていたから。零したりなんかしない。

「んきゅ……くっ、んくっ」

 上顎や舌、頬の内側にまで纏わりつくその液体を、なんとか時間をかけて飲み込むことができた。
 苦しかったのもあって、はぁはぁと肩で息をしてしまう。ちょっとしたボーカルレッスンくらい、喉と口を使った気がした。
 蕩けたような顔で弟が、私を見ているのに気付く。

「お、お姉ちゃん、大丈夫?」
「もうっ、お姉ちゃんは大丈夫だから、気にしないで」

 手も口の周りも汚れてしまっているけど、シャワーで軽く洗い流せばそれで済む話だ。シャワーを出して、汚れた部分を洗い流す。もちろん、弟のおちんちんも。
 綺麗に流し終えて再度シャワーを止めた後、弟が「ねぇ」と声をかけてきて。

「どうしたの?」
「ぼっ、僕がしてもらったから……僕もお姉ちゃんのお手伝い、この前みたいに、するよ?」
「っ! そ、そう? それじゃあ、ちょっとだけ……お願いしちゃおうかしら」

 弟の好意だもの、断る必要はないはず。それに一度してもらったわけだし、別に悪いことじゃない。
 浴室のタイルにお尻を預けて、ゆっくりと足を開く。そこで気付いた。この前はパジャマを着ていたから直接あそこを見られたわけじゃなかったけど、今は……。
 弟に対して、M字で開脚して、秘部を見せている。そう思うと、あそこがさらに熱を持った気がした。
 既におちんちんを舐めたりしているときから、秘部からぬるぬるした液体が溢れてきているのはわかっていた。
 弟はバスチェアから降りて、右手をそっと秘部に添えた。

「お姉ちゃん、凄く熱い……」
「んっ、ふ……」

 この前と違って、私は弟の手を誘導していない。弟が秘部を撫でて、筋を指でくすぐるたびに、体が喜びに震える。
 別に激しい指使いだとかそういうわけでもないのに、どうしてこうも一人でするときと違うんだろう。
 くちゅくちゅ音を立ててあそこを擦らされると、ぴくんぴくんって勝手に体が動いてしまう。恥ずかしい。でももっと、もっとという気持ちもむくむく膨らんできていて。

「ふぅっ、ん……ぁ、あ」
「お姉ちゃん、お、おっぱいも触った方が良いの?」
「へ? あ、ぇ」

 弟に言われて、初めて気付いた。自分が、自らの手で胸を押さえていることに。かぁっと顔が熱くなるのが、よくわかった。
 む、無意識とはいえ……何をしているの私は。
 多分、指の刺激だけだともどかしさを覚えて、体が勝手に……。私のそんな姿を見たから、弟は胸もと思ったんだろう。
 ばくんばくんって鼓動がやけに騒がしく感じる。

「触って、くれる?」
「……うん」

 自分でも驚くくらい、甘ったるい声で、そんなことを言ってしまった。
 弟は頷き、左手で私の胸に触れた。むにゅって、弟の手の形に胸が形を変えて。固くなった胸の先端が、手のひらの中でころころ転がされているようで思わず声が漏れてしまう。
 顔を赤くしながら、けれど興味津々といったように弟は私の胸に夢中だ。

「ふぁ、ん、あぁっ」
「なんか先っぽが……固いけど、痛くない? お姉ちゃん?」
「んんっ! そう、おっぱいのそこっ……もっと、指で……あぁっ、そ、ぅ…………んくぅ!」

 乳首を指で転がされ、爪でくすぐられるように弄られ、そのたびに胸から脳へとびりびり電撃が走ったかのような感覚に陥る。
 弟の指の動きに合わせて胸はむにゅりぐにゃりと形を変え、それがまたとてもえっちに見えてしまう。

「お、お姉ちゃん、その……お願いなんだけど」
「はぁ……はぁ、な、に?」
「す、吸ってみても良い?」
「えっ?」

 それは、胸をということだろう。顔を真っ赤にして言う弟は、恥ずかしさでいっぱいといった感じだ。
 けれど、それをしてみたいと思ったのは、子どもとはいえ男の子としての本能なのかしら。
 もう固くぴんと自己主張をするかのようになっている、桜色の突起。これをもし、吸われたりなんかしたら……。

「うん……いいよ。好きにしてみて?」

 弟を抱き寄せて、言う。
 するとそのまま顔を胸に埋めたかと思うと、乳首をぱくりと咥えた。

「ふぁあああっ!?」
「だ、大丈夫っ?」
「……ご、ごめんね。続けて、大丈夫だから」

 思ったよりもずっと強い刺激に、思わず声を上げてしまった。
 弟はすぐに口を離して心配してきてくれたけど、大丈夫だからと促す。
 今度は刺激に備え、心の準備をして。
 また口に含まれると、なんとか堪えてぶるり体を震わせるだけでおさまった。弟がちゅうちゅう音を立てながら、乳首を刺激する。舌で舐めたり、転がしたり、またちゅうちゅうって吸ったりと繰り返す。
 そんなに刺激してもおっぱいは出ないのに、なんて少しズレたことを考えながらぴりぴりした刺激に耐える。

「ん、ふぁ、くぅ……あっあっ! や、あぁっ! う、うぅ……んっ!」

 はちみつみたいに甘い自分の声が、ただでさえ音の響く浴室に響き渡って。耳に辱めを受けているようで、頭がくらくらしてくる。
 夢中に胸を吸い、秘部を指で擦ってくれている弟の姿が、とても愛おしく思える。思わず、両腕を弟の背中に回して、ぎゅうっと抱き締めてしまう。
 ちゅーちゅーという胸を吸われる音と、ぴちゃくちゅっていう粘着質を帯びた秘部の音。
 脳が麻痺してくるような、錯覚さえ覚えた。
 これはいろいろ、まずい。そう思っても、甘い声は抑えきれないし、体の震えは止まらない。
 全身の毛穴が開いて、ぶわっと汗が噴き出るみたいな、そんな感じ。

「や、あ、あぁっ!? も、あっ……だ、め、ぅ…………あぁっ、う、ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!?」

 びくんびくんと大きく震える、自分の体。
 これだ……私一人じゃ感じなかった、キモチイイが爆発する感覚。イク、ということ。
 お腹の奥から熱くなって、しばらくそのまま震え続けてしまう。
 弟はそんな私を心配に思ったのだろう、乳首から口を離して、私の顔を不安そうに覗き込んできた。あぁ、そんな顔しないで欲しい。大丈夫だから。そう言葉にしたいけど、まだ上手く言葉を発することはできない。
 だから、そう、安心させてあげるために――
「んっ」
「ふぐっ」

 キスをしてあげた。
 おやすみのキスじゃないけれど、家族だもの、キスの一つくらいしたって変なことじゃないわ。ましてや安心させてあげるために、するんだもの。
 弟は一瞬驚いた顔をしたけど、すぐに安心したような顔をして。重ねた唇を離したら、それを追うように弟からもキスをされた。ちゅっと音を立てながら。
 お返しとばかりに、私ももう一度キスを仕返そうと思ったけど。まだイった感覚が残っているせいで、唇は変に半開きになっちゃって。弟の唇に重ねたはいいものの、まるで軽く舐めたような、ただはむっとしただけのようになってしまった。

「もう、くすぐったいよぅ」

 くすぐるようなじゃれあいだと思ったのか、弟は少し悪戯っぽく笑って同じように私の唇をはむはむっとしてきた。力の入りきらない私は、くすぐったいわって言おうとした。けれどそれすらもまだ言えなくて、ただ言葉を発しようとした舌が弱々しく突き出されるだけに終わった。
 すると私の舌を、弟が偶然唇で挟み込むような形になった。また、びくんと震える。これはたまたまとはいえ、深いキスの類だ。知識としては知っている。
 そう思うと、考えるよりも先に舌が勝手に動いてしまっていた。弟の唇をぺろぺろと舐めて、くすぐったさに弟が口を開いたその隙間に、ぬるりと滑り込ませた。

「ひゃ、ふぁ……んちゅ」
「んっ……っあ」

 私の舌を押し返そうとした弟の舌が、絡み合う。くちゅぴちゃ音を立てて、お互いの唾液が混じり合った。
 知識はなくともなんとなくか、それともこの快感に誘導されてか、弟も察したようだ。今度は弟が私の唇の中に舌を侵入させてきて、また唾液をシェイクする。こくんこくんと喉を動かして、もはやどちらのものともわからなくなった唾液を飲み込む。満たされるような、幸福感を感じた。
 しばらくそうして、お互いに深いキスを繰り返す。大丈夫、キスの延長線上だから。なんて、心の中で呟きながら。
 口の周りが飲み切れなかった唾液で汚れるが、そんなことは今更気にしない。貪るように、熱く深くキスを続ける。弟もこくんと唾液を飲んでくれて、それが嬉しくて。目で笑うと、弟も目で笑い返してきてくれて。
 唇も体も、完全な密着状態だから、むにゅうって胸を弟の胸に押し付けるような形になっている。それにまた固く熱くなっている弟のおちんちんを、お腹あたりにあたっているのがわかる。
 どちらともなく酸素を求めるように、唇を離すと、つぅっと銀色の糸が私たちを繋いでくれた。

「はぁ……はぁ、お姉ちゃんっ」
「また、固くなっちゃったのね」
「うん、ごめんなさい」
「だから謝らなくていいって、言ったでしょ? 大丈夫よ、お姉ちゃんがまたしてあげるから、ね?」
「あっ、お姉ちゃん……」

 そして再び、弟のおちんちんに手を伸ばした。



4


「あぁっ、だめ、また出ちゃうっ……!」
「ん、くっ……」

 どくどくっておちんちんが口の中で強く脈打ち、二度目だというのにさっきと変わらないくらいの量の精液を放たれる。ねばつくそれを時間をかけて、なんとか全部飲み込んだ。
二度も続けて飲むと、お腹の中を弟に満たされてるような感覚に陥る。なんだろう、幸せな気分だ。
 体の内側から、かぁっと、お風呂に入っている間よりもずっともっと熱くなる。そんな気がした。
 さすがに少し疲れてしまって、くったりとしてしまう。いつの間にか、結構な汗だ。
 そろそろちゃんと体を洗って湯船に浸かっておかないと、風邪を引いてしまうわ。私も、弟も。それはよろしくないことだ。

「あの、お姉ちゃん……ぼ、僕もお姉ちゃんのそこ、舐めた方が良いかな?」
「え?」

 いざ立ち上がろうとしたそのとき、顔を真っ赤にした弟がそんなことを言ってきた。弟の視線の先は、私の秘部。つまり『そこ』とは……な、何を言っているの!?
 私がおちんちんを舐めたりしたみたいに、私のあそこを舐めるということ、よね。たしかに、そういう行為があることは知っている。
 けれど、そんなことをしてしまって、いいのかしら。胸も、唇も舐められたし、あそこも触られはしたけども、さすがにそこまでするのは……。

「べ、別に無理してそういうこと、しなくていいのよ?」
「ううん、だってお姉ちゃんは僕にしてくれたんだし、僕だってお姉ちゃんにしてあげたい」

 だめかな、と不安そうに首を傾げる。
 初めてあそこを触られたときも思ったことだけど、この子は純粋に好意として言っているし、結局は間違いを犯さなければそれで良い話でもある。そうだ、むしろここまで教えてあげてきたのだから、女性の体そのものについても、教えてあげるべきなんじゃないか。始めは自慰行為について教えてあげたけど、それの延長線上、性教育の一つにすぎないとも思う。
 何もおかしくは、ない、はず。
 そう思うと、まだ気怠い体は立ち上がれこそできないけど、さっきみたいにタイルにお尻をついてM字に足を開くことくらいはできた。ゆっくりと、まるで何かを誘うかのように、足を開いた。

「……そこまで言うなら、してもらっちゃおう、かな?」
「うん! あ、でも、どうすればいいかわからないから……」
「大丈夫、お姉ちゃんが教えてあげる。まずは顔を近付けて、そう、それでいいわ」

 秘部に吐息がかかるくらい、顔が近い。他人に触られること自体ないところが、こんなに至近距離で見られている。別に恥ずかしくない、これは弟に教えてあげているだけだ。それなのに何故か、媚肉はひくついてとろとろとした液体を零しているのがわかった。
 そうだ、ちゃんと教えてあげないと。
 自分の両手で、媚肉を開くような形。

「ここがね、おちんちんを入れる場所。将来好きな人ができたら、きっとそういったこともすることになると思うから。えっちなことだけど、とても大切なことよ。保健の授業でまたいつか、勉強するかもしれないけど」

 秘部の名称やら他にもいくつか、弟に教える。弟はただ無言で頷いていたけど、ちゃんとわかってるのかしら……。
 まぁきっと中学になれば、また保健の教科書とかで学ぶことにもなるだろう。ちょっと早い予習、程度でいいかもしれない。

「……それじゃ、そこ、おちんちんと一緒で敏感なところだから、痛くしないで。優しくして、ね?」
「う、うん……」

 とうとう弟の唇が、媚肉に触れたそのとき――
「ひゃぅっ!?」

 胸を吸われるときよりも、遥かに強い刺激が走った。
 覚悟はしていたのに、それでも声が大きく漏れてしまった。弟はそのまま、筋に沿ってぺろぺろと舐めてみたり、胸のときと同じように吸い付くような動きをする。
 そのどれもが初めての感覚で、体がいうことをきかなくなってくる。まるで弟に、支配されたかのように。

「あぁっ、ひ、あ。うぅ、く……あっあっ! やぁ、ら……! うあっ、ふ……っ、あぁ、くぅん!」

 じゅるじゅると品のない音を立てながら、あそこのとろりとした液体を貪るように吸われる。そのたびにびくびく体を震わせて、脳が麻痺したような感覚。
 優しくと言った通り、弟は舌の動き自体は緩やかなものだった。私がおちんちんにしてあげたみたいに、同じようにそれを手本にして真似ているのだろう。でもそれだけで、充分強烈な刺激で。
 媚肉をなぞるように、絡み付くかのように舌で丁寧に舐め上げられ、どれだけ声を我慢しようとしても漏れる声は抑えきれなくて。甘い甘い自分の声と、ぐちゅぴちゃと秘部からの音が浴室内に大きく響く。それにまた体が煽られるような気がして、快感は加速する。

「う、うぅぅぅぅ、あくっ! ぁ、も、っと……あぁっ、そ、舐め……てぇ! ゃぅぅっ、中、やっ、らぁ……だ、めぇ! ひ、ひっぅ!」

 偶然か狙ったのか、弟の舌がぬるりと媚肉の奥へ、中へと侵入してきた。ぬっちゅぬっちゅ舌を抜き差しされ、指とも違う生温かくてぬるぬるしたその感触に、頭がおかしくなってしまいそう。
 もう自分が何を口走っているのか、わからない。
 ただただ首を横に振って、ひたすら漏れる甘い声のせいで口が開きっ放しで、そのせいで涎が顎や首を伝っていって。

「おね、ちゃ、ちゅっ、だいじょ、ぶ?」
「やっ!? そこ、で喋っちゃ……あぁんっ!」

 それ以上はだめ、だめになる。やめて。一度とめて。
 そう言いたいのに、体は何故か弟の口を秘部に押し付けるかのように動いていた。腰を前に突き出し、弟の頭を力の入らない両手で弱々しく掴み、押し付ける。その動きのせいで、弟は続けてくれて構わないと判断したんだろう。
 また、秘部の形を確かめるかのように、そこにしゃぶりつき、舐め始めた。もはや下半身は、汗と弟の唾液と媚肉の奥から分泌されるねちっこい液体で、ぐちゃぐちゃ。
 舌を膣に差し込まれ、じっくりゆっくりと味わうかのように舐めまわされ、そして徐々に舌の抜き差しが早くなって。
 ぴちゃくちゅねちゃぁ、そんな音に耳をねちっこく犯される。
誰にも聞かせたことないような、荒々しくも甘ったるい声を、大切な弟に聞かせている。
 実の弟に、快感を刻み込まれている。

「ぁう、もっと……そこ、ぅあっ! なめ……ふぁ、すってぇ……ひぅっ!? いいっ、んく、ふ、くぅ……ぁうっ! ううぅぅぅぅぅ…………っ!」

 いろんな感情やぞくぞくとした寒気のような快感が、ぐるぐる混じり合って。
 もうわけがわからなくなってきて。
 ただ唯一わかることは、今までにないくらい、とにかく気持ち良いということだった。気持ち良い……きもち、いい。
 そして弟が少しだけ強く、秘部をじゅるじゅると吸う。そのことにまた、体が大袈裟なくらい跳ねる。
だけどその体が反射的に動いた瞬間、たまたま秘部の突起部分が舌に触れて――潰された。

「~っ!? ひっ、あ、ぅ、あっ、だめっ! だめだ、め……も、ひゃ、うぁ、あっ…………あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

 意識が弾け飛びそうなくらいの、快感が爆発した。
 びくびくっと腰が暴れるように大きく跳ねて、体が断続的に震える。今までで一番の、快感だった。また、イクという感覚を味わった。汗も、いつの間にか快感のせいで涙も滲んでいて、涎もたらしっぱなしだし……きっと今の私は酷く緩み切った顔を、していることだろうな。
 霧がかかったかのように頭がぼぅっとしてしまって、まだ震えがおさまらない身体と乱れる呼吸で、くったりしてしまう。
 ぷちゅって音を立てて、秘部から多くの愛液が溢れた。

「あんっ!」

 それをこれが最後といったように軽く一舐めされて、またびくって反応しちゃう。

「えっと、大丈夫、お姉ちゃん?」
「ぅ、ん……だ、大丈夫よ。ちょっと凄すぎただけ」

 本当に、凄い刺激だった。
 舐められるだけで、舌を差し込まれるだけであれだけの刺激なら、もし本当におちんちんが入ったら――って、何をばかなことを考えているのか。
 頭を軽く振って、考えを捨て去る。

「さ、汚れちゃった体をちゃんと洗い流しましょう? このままじゃ、風邪を引いちゃうわ」

 シャワーを出して、今の頭に浮かんだことも一緒に流すかのように、お湯を浴びることにした。





5


「ん、ちゅ……はぁ…………」
「んっ、んぅ……」

 ぎしり、と私の座っている椅子が軋む。膝の上に弟が乗っているから、二人分の体重だ。
 けどそんな軋む音よりも、ずっと耳に残るのは現在進行形でお互いの唇から奏でられる水音。
 激しく舌を絡ませ合って、こくこくっと喉を鳴らして唾液を飲み込む。口の端から零れた唾液が、お互いの顎を伝う。お酒に酔うって、こういう感覚なのかしら。あいにくとまだ未成年だから、お酒を口にしたことはない。でも、なんとなくその感覚は理解できる。弟の唇はとても柔らかくて、にゅるにゅるした舌は温かくて、唾液はどんなジュースよりも魅力的に感じて……夢中になってしまう。
 目をうっすらと開けてみると、弟は目を瞑って息を荒くしながら私の口の中を貪るのに集中していた。それが愛おしく感じて、弟の背中に両腕を回す。すると弟も、反射的に私の背中に腕を回してきた。
 ぎゅうって抱き締め合うと、私の胸がむにゅって歪みながら、それでも少しでも距離を縮めようとお互いに密着する。

「二人ともーそろそろご飯よー」
「っ!」
「……ふぁ」

 ドア越しに、母の私たちを呼ぶ声。
 すぐさま離れて「あと一問、終わらせたら行くから」と返事をする。
 母が仕事でいないときだけのはずだったのが、いつの間にか母がいるときもこうしたことをするようになっていた。ただし、キスだけ。そうだ、あくまで家族としてのキスだから、何もやましいことはない。
 それならなぜ、わざわざ隠れてするのか。こうして弟の勉強を見てあげるという名目で、私の部屋に二人きりになる必要があったのか。……いや、考えてないで、早くご飯に向かうとしよう。
 ティッシュで弟の口の回りを拭いてあげて、自分も拭く。

「……お母さんのとこ、行きましょう。せっかくのご飯が、冷めちゃうわ」
「……うん」

 密着する弟のズボン越しに伝わる、固くて大きくなっているであろうソレからにあえて気付かないふりをして。
 弟の手を引き、リビングへと向かった。



◇◇◇



 晩御飯中に、母からいつも通り今日は夜勤だから朝まで帰らないことを告げられて、ちゃんと面倒見てあげてねと言われた。
 そして時間になり、母を見送り家の鍵をしっかりと閉めて。

「お姉ちゃんっ」
「きゃっ」

 急に弟が抱き付いてきたものだから、少しだけ足元がふらついた。

「まったくもう、甘えん坊ね」
「ご、ごめんなさい……」
「うぅん、いいのよ。それより」
「あっ」

 右手を弟のズボンにあててみると、案の定そこは固くなっていた。
 ずっと我慢していたんだろうなって、弟の様子からよくわかる。ズボンに手をかけて、下着ごとそのまま膝まで降ろすと、ソーセージのような、けれどもそれよりも力強く自己主張をしているおちんちんが現れる。
 手で握り上下に擦ると、先端から透明な液が滲んできた。
 私は膝立ちになり、大きく口を開けて、おちんちんを飲み込むかのように根元まで咥える。それだけで弟は少し腰を引いて、深いため息を零した。

「あぁっ……おね、えちゃ、んっ!」

 可愛い声に、もっと気持ちよくさせてあげたいという気持ちがむくむくと大きくなる。
 おちんちんに激しく舌を這わせて、絡ませた。思えば、口でしてあげるのも少し慣れたような気がするわね。初めは歯を立てないように、ただゆっくりとしていたのに。今ではあのときよりもずっと早くに、頭を動かすことができる。
 ぐちゅぐちゅと唾液とおちんちんからの液体が混じり、やや苦しい。それでも先端部分だけをぱくりと咥えてみて、強く吸ってみたり。唇をしっかり締めて、頭を上下に動かして根元から先端まで刺激してみる。

「ゃ、も……で、ちゃう!」

 このまま出しちゃっていいから。お姉ちゃんに任せて。
 そう伝えるかのように、一層激しくおちんちんを刺激した。手で擦り、舐め上げ、痛くしない程度に強く吸う。
 すると限界を迎えたようで、口の中でびくんびくんと震えながら、おちんちんは白濁とした液体を放出した。相変わらず、喉に直接絡み付いて中々離れない。上顎や歯、舌にも粘りつく精液を、時間をかけてごくんごくんって飲み干していく。
 だってほら、零しちゃ玄関が汚れてしまうでしょう?
 だから、飲み干すのは当然のこと。

「んくっ、ぷふぁ……大丈夫?」
「はぁ……はぁ、お姉ちゃん、僕、その」

 顔を赤くして、もじもじしている。その先は言わなくても、わかっている。出したばかりなのに、すぐまた大きくなっているおちんちんを見れば、わかることだ。

「お姉ちゃんの部屋、行こっか」

 玄関じゃ汚してしまうから、せめて部屋で。ね?


◇◇◇



 ベッドで既に全部脱ぎ去った状態で座っている弟の前で、私も一枚、また一枚と脱いでいく。ブラを外して、そこで思い出す。今日はデフォルメされた黒猫が散りばめられた、可愛いちょっと子どもっぽいぱんつだった。少しだけ、姉として恥ずかしい。そんな最後の一枚を脱ぎ去って、私も裸になった。
 私の部屋に、弟と私。それ自体は何もおかしなことではないけど、お互いに裸というのはおかしなことなんだろう、な。
 弟の真横に腰掛けて、そっと頬に手を添える。

「んちゅ、ぷ……」
「んっ。くちゅ……んっ」

 どちらともなく顔を近付けて、またキスをした。
 最初は重ねるだけで、次に啄むように。そして少しずつ荒々しくなって、舌を絡ませ合うのが当然といわんばかりにお互いの口の中を丁寧に舐めて、唾液をシェイクする。

「んふぅっ!?」

 しばらくそうしていると、やわやわと胸を揉まれて、驚き唇を離してしまった。けど、弟が「さっきは僕がしてもらったから、今度は僕がお姉ちゃんの手伝う」と言うものだから、それが可愛くてまたキスをしてしまう。
 ねっとりと舌を絡ませながら、胸を揉みしだかれて。でも変わらず、優しく痛くしないようにという気遣いが感じられる。弟の手の動きに合わせて、まるで粘土か何かのおもちゃみたいに、私の胸は歪み形を変える。たまに既に固くなっている乳首を指で撫でられると、鼻から息が漏れてしまう。ふぅふぅって、荒い鼻息をしてしまうから、少し恥ずかしい。
 乳首をくにくにと指で弄られ、胸全体を撫で回され、そして揉まれる。どれもぴりぴりとした甘い刺激で、気持ちいい。
 この時点で、じわじわと秘部が熱を持つのを感じた。

「ぷふぁ、お姉ちゃん、横に……」
「……ええ、お願い」

 キスを止めて、促されるようにベッドに仰向けに横になる。弟が何をしようとしてくれているのか、わかっていたから。
 だからこの前と同じように、ゆっくり足を開いて。ひくひくと震えつつ、もう愛液を分泌し始めているあそこを、見せる。

「ふあぁっ!?」

 胸の突起と吸いながら、あそこを撫でられる。
 未だに慣れることのない刺激に、ぞくぞく震えた。ちゅうちゅう音を立てながら桜色の突起を吸われ、舌で押し潰されたり、たまに歯があたってしまうけど、その刺激すらも快感に変わる。
 弟の指があそこを這うたびに、ぬるぬるは止まらない。くちゅっくちゅっていう粘着質な水音が、酷くいやらしいものに聞こえる。

「ん、ふ、ぅ……あっ、あんっ、あぁっ!? も、っと…………くぅんっ!」

 甘えるような声で、求めてしまう。
 するとそれに応えてくれたのか、弟の手つきが少しだけ変わる。あそこを探るように撫で回したと思ったら、そこでぴんと固くなった陰核を探り当てて――
「ぁあぁぁぁぁぁ……っ!」

 指の腹を使って、優しく捏ね回すように刺激をしてきた。きっと前に何度かここを掠ったときの、私の反応を覚えていたのかも。
 たどたどしくも優しい手つきに、体の震えが止まらない。
 おっぱいを吸われる刺激と、陰核からの刺激。どちらも強烈な快感で、上からも下からも襲ってくるキモチイイことに、体が無意識に逃げるかのように体を弱々しく捩る。
 けれど、弟はそれでも刺激を与えることをやめない。
 おっぱいも、あそこも、気持ちいい。気持ち……良すぎて。
 ぞくぞくって背中を何かが鋭く這うような快感、ひくつく媚肉、そしてとどめかのように陰核が捏ね潰された。

「ふ、ぅ、あんっ……あっ…………やっ!? ぅ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」

 イった。イかされた。
 びくっびくっと跳ねる体と、脳にもやがかかったかのような感覚に振り回される。断続的に震える体は、やっぱり自分でどうこうできるものでもなくて。
 弟がぎゅうって、抱き締めてくれた。どこか、安心する。思わず、その背中に腕を回した。
 しばらくそうして、呼吸を整える。

「お姉ちゃん、その、大丈夫?」
「ん、大丈夫。だけど、ちょっと待ってね」

 もう少しで呼吸も、戻るから。もうちょっとだけ、待って。
 ちゃんと気付いているから、今の密着状態だもの。お腹のあたりに、固く大きくなってるおちんちんがあたっているのを。
 してもらったから、次は私がまたしてあげなきゃね。
 弟のおちんちんがおへその少ししたあたりに触れるたび、ぞくっとする。だって、もう少し下にそれがいってしまえば。
 けど、それはしちゃいけない。間違いは、犯しちゃだめ。

 でもそうだ……たしか、あそこには挿れないで擦り付けるだけっていう、やり方もあったはず。まだ弟にしてあげたこと、なかったわね。せっかくだから、教えてあげようかしら。
 擦り付けるだけ、それなら別に何も問題はないのだから。

「次はお姉ちゃんが手伝ってあげる」
「っ、お姉ちゃん、これ……」

 おちんちんを秘部へと誘導し、けれどあくまで擦りつけるだけ。おちんちんを手であそこに押し当てながら、腰を緩く動かして刺激する。
 こ、これっ、私にも思ったより刺激が強い。
 にゅるにゅるって密着したあそこをおちんちんが滑るたびに、まるで焦らされているようもどかしさが走る。媚肉や陰核におちんちんが擦れると、ふぅって深い息が漏れちゃう。
 弟も未知の感覚に戸惑いつつも、気持ち良いみたいで、私の動きに合わせて腰をゆるゆると動かしている。擦り付けるように、けれども強く押し付けられるおちんちんが、まるで今から私の中に侵入してくるかのような錯覚を覚えさせてくれて、体の芯からぞくりとした快感が募る。

「は、ぁ……お姉ちゃん、おねえちゃ…………ん」
「ふぅ、く、はぁ…………っ! あんっ!」

 くちゅくちゅって音を立てながら、秘部からの愛液とおちんちんからの液体が混ざり合う。ぬるぬるとしたおちんちんが、たまに媚肉にひっかかると、ぞくっとする。
 弟が息を荒くしながら腰を動かすのに合わせて、私は甘い声が漏れた。
 けど、どうしても、イクにまでは至らない。
 気持ち良い、それは本当。それなのに、もどかしてく仕方ない。媚肉が誘うようにひくついているのが、自分でもわかる。切ない。物足りない。

「お姉ちゃん」
「んっ、な、あんっ、何?」

 訊き返すけど、弟はどこか言い辛そうに、でも顔は真っ赤で目は真剣で。

「挿れて、みたいよぅ」

 震える声で、そんなことを言った。
 でも、それは、それだけはダメなこと。

「ダメよ、それは前にも言ったけど、好きな人ができたときにいつか――」
「僕が好きなのは、お姉ちゃんだもんっ」
「っ!?」
「お姉ちゃんは僕のこと、嫌い?」

 何を、言っているのか。
 嫌いなわけがない。嫌いだったら、よそよそしくされたとき、あんなに寂しいなんて思ったりしないもの。
 潤んだ瞳で、私に好きだと言ってくれた弟は、相変わらず顔が真っ赤で。
 ダメ。だめ。けど、なんで? それに私が「いつか好きな人ができたらきっとその人とする」なんてことを言ってしまったのだから、むしろ責任をとるべきなのかも、しれない。むしろここまで教えてあげたのに、最後は教えてあげないというのもなんとも無責任なことか。
 間違いを犯してはいけない。それは間違いない。
 でも、これが果たして本当に間違い? 私もこの子が大好きだし大切で、この子も私を好きだって言ってくれて。それに中途半端なところまで手伝って、教えて、姉として最後まで教えてあげることの方が、正しいんじゃないの。
 ぐるぐるくらくら、頭がこんがらがるように思考は熱くなってショート寸前で。

「……お姉ちゃんが、初めてでいいの?」
「僕はお姉ちゃん、大好きだから。でもっ、お姉ちゃんがダメって言うなら、僕は我慢――んぐぅっ!」

 上半身を少しだけ上げて、軽いキス一つ。

「我慢なんて、しなくていいよ? お姉ちゃんも、大好きだから。だから、ちゃんと最後まで……」
「お姉ちゃん」
「でも優しく、ゆっくりね? 私も初めてだから」
「う、うん」
「そう、もう少し下……あっ、そこ!」

 ぴくり、と震えた。
 さっきまでの擦り付けるだけのとは違って、今度は明確な侵入の意図を持ってのことだから。
 おちんちんをそこに誘導してあげると、弟に目を合わせて、頷く。

「ぐ、うぅ……!」
「お、お姉ちゃん!?」

 膣口が押し広げられていく感覚に、思わず顔を歪めてしまう。弟が心配そうに腰を慌てて腰を引こうとするものだから、その腰に両足を絡ませた。
 大丈夫、お姉ちゃんは大丈夫だから。
 そんな思いを、込めて。

「……お姉ちゃん、無理しないでね?」

 弟の心配そうな声に、ただ頷いて、笑って見せた。
 ゆっくり、またゆっくりとずぶずぶ奥へとおちんちんが進んでいく。私の狭いあそこに、侵入をしてくる。
 痛みは、ある。ちょっと、苦しい。でも痛くて苦しいことだって、知っていた。

「ぐ、あぁっ、ひっ……ぐぅぅぅぅっ……ッ!」

 できれば苦しい声なんて、あげたくなかった。弟が心配しちゃうから。
 でも、弟のおちんちんが、全て挿入された。
 鈍い痛み、圧迫感からくる苦しみ、ずきずきと秘部が痛む。けれどそれよりも、弟と今、一つになれているという事実が私を幸福感に包んでくれた。
 視界がじわりと歪んで、鼻上あたりがつんと熱くなってきた。でもこんなときに泣いちゃったら、弟を誤解させちゃう。
 だからぎゅうって、強く抱き寄せた。胸に弟の顔を押し付けるように、してやった。これなら私の顔は、見られないから。

「お姉ちゃん……」
「ごめんね、もうちょっとだけこのままで」
「うん」

 しばらくそのままでいると、体は不思議なもので。あれだけ侵入を拒むかのようだった膣内が、今では弟のおちんちんを包んで離さないといったようにきゅうきゅう締め付けて、形を変えている。
 むずむずした感覚が、また募ってくる。弟も一緒みたいで、あそこがきゅうって締まるたびに、おちんちんがびくっと震えている。

「ん、動いていいわよ」
「……ほんと? でも、どうすればいいの?」
「できれば最初はゆっくりね? 腰を前後に動かして、お姉ちゃんが手でしてあげたときみたいに、そのおちんちんを擦ってあげるのよ」
「う、ん。あっ、くぅ……」

 おそるおそる動き始めた弟が、快感に顔を歪めた。
 出て行こうとするおちんちんを、私のあそこはきゅーきゅー離そうとしない。それでもおちんちんは、入り口付近まで出ていき、再度ぬぷぬぷ侵入をしてくる。

「ふぁ、あぁっ……やんっ、あ、あん、ぅぅぅぅぅぅっ!」

 弟の腰が動くたび、膣壁が擦れて今までにない快感が体の内側から私を襲う。おちんちんからの液体と秘部からの愛液のおかげで、滑りが良くなって。
 ぐじゅぐじゅと耳を塞ぎたくなるような、卑猥な音を立てながら快感が一つ、また一つ刻まれていく。
 今までとは大きく違う、体の外側からじゃなくて内側から与えらえるキモチイイは、頭がおかしくなってしまうんじゃないかというくらいだった。
 おちんちんが奥を小突くたびに、甘い声が抑えきれない。体の芯を、染められていくような快感。

「お姉ちゃんっ! おね、えちゃん……しほ、おねえちゃ…………熱くて、きゅーって! おねえちゃ、が、かわいく、て」
「ひゃ、んっ、ぁ……あっ、あんっ…………きもち、いい……くぅ、ん!? あっ、あぁっ!?」

 ぐちゅぬちゅと結合部からの水音と、私と弟の甘ったるい声が部屋に響く。その音が、声が、脳を揺さぶるようで、また気持ちよくて震えてしまう。
 奥を突きあげられるたびに、膣壁を擦られるたびに、結合部からは汗や愛液が混じり合ったものが飛び散る。
 もう気持ち良すぎてだめ。幸せ過ぎて、おかしくなる。体が寒くて、でも温かくて、わけがわからないくらいぞくぞくってして。
 ダメ……! もう、本当に無理!
 そう思っても、体は貪欲で。おちんちんを絞り上げるような動きを繰り返し、もっともっとと求めるかのように何度も迎え入れる。

「おねえ、しほ、おねえ、ちゃ……でちゃ、もうでちゃうっ!」
「えっ、あ、ひっ、ひゃ、あ! う、ぁ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

 でちゃうという言葉を頭で理解したときには、既に体をお互い抱き締め合っていた。離れなきゃいけなかったのに、求め合ってしまった。
 ぎゅう~って抱き締め合って、秘部もぎゅうぎゅうっておちんちんを抱き締めて。
 おちんちんが中でびゅくびゅくと震えて、精液を放った。それを絞り求めるように、膣はやらしい動きをして。
 大好きな大切な弟の精液を、受け止めているという事実が、嬉しくて仕方なかった。脳が麻痺するくらい、キモチイイ。
 びくっびくっと震える弟と、腰をくねらせて断続的に震える私。
 二人して、しばらくそのまま。ちょっと、動けそうにないから。
 抱き締め合ったままだから、弟の胸に私の胸が重なって、ふにゅりと形を変えながらも、お互いの鼓動が感じられた。乳首が擦れて、それすらも今は甘い声が漏れちゃいそうになるけど。
 数分して、弟が腰をゆっくりと引いた。
 ぐちゅりとあそこからおちんちんが引き抜かれ、ごぽって音を立てて溢れた白濁液が垂れた。
 でも、おちんちんはまだ固さを失っていなくて。

「はぁ、お姉ちゃん……その、えっと」
「ねぇ、横になってみて」
「え? うん」

 私がそう言うと弟は素直に私と同じように、仰向けになった。
 よっ……と、まだ力がそれほど入らないけど、それでも動けはする。
 仰向けの弟に、跨るように覆い被さって、おちんちんを固定して――
「ぇ、う。お姉ちゃん?」
「まだ、したいんでしょう? こんなに大きくて、固いままだもの」
「う……」
「安心して、お姉ちゃんに任せて? 今度はお姉ちゃんが、動いてあげるから」

 ずぶずぶと、膣へ迎え入れた。

「はぁ……ふ」

 自分でやっておきながら、まだまだ慣れないその刺激に深いため息が漏れた。
 そして弟がしたように、私も腰を動かす。根元からおちんちん全部を絞り擦りあげるように、腰を動かすことにした。
 さっき出された精液がまだ中に残っているから、ぐっちゅぐっちゅ粘着質な音が響く。
 自分で動いてみると、弟に動かれたときとまた違って、おちんちんがさっきとは違う場所に擦られたり、膣の壁をこんこん小突いたり、奥をずんずんって幸せな圧迫感を覚えたり。

「あぁっ、お姉ちゃん、お姉ちゃん……!」
「ふ、ふっぁ、く、あんっ! やら……だ、め、ぅぅう、ふぁぁぁあ!」

 自分で動いているのに、ダメなんて言葉が口から出て。
 それなのに体は貪欲に快感を求め、動く。根元まで咥えこんだ状態で、円を描くように動いたり、キモチイイところに擦りつけるように執拗な動きをしてみたり、激しくただただ上下に跳ねるように動いてもみる。
 そのたびに新しい未知の快感が刻まれ、ホットミルクよりも熱くて甘い声が何度も何度も発せられる。口はもうそのせいで、開きっ放しで、動くたびに涎がぽたぽたと垂れるのがわかる。でもそれよりも、今は腰を動かすのに集中したくて。
 ぐりぐり、ぐちゅぬちゅ。
 あんまり体重をかけては弟に重くないか、なんてことを考える余裕ももうなくて。
 体を動かすと、胸が揺れて、そこに流れていた汗も飛び散って。
 ぎりぎりまで引き抜いてから、再度おちんちんを根元まで呑み込みこつんと最奥にキスをすると、それだけで軽くイっているのがわかった。ぶるぶるって一瞬震えて、でもまた刺激を求めて腰は動く。

「やぁ、ふ!? んっ、ぁっ、あっあっ! だ、め!」
「おねえ、ちゃ……あっ、ぅすきっ!」

 弟も、私を下から突き上げるように動き始めて、びくんと大きく震えた。
 私の動きに合わせて、弟も腰を動かす。じゅぷじゅぷ、ぐちゃぬちゅ。次第に腰の動きがお互いに早くなって、私は力が入らなくなっていくのが感じられた。
 くたりと倒れ込むように、弟と胸を合わせて密着する。けど、腰はそれでも動かしたまま。

「んちゅ、ぷ、ぁはっ」
「はむ、ゅ、ちゅ……」

 深いキスをする。
 上も下も、深く深くつながって、ぐちゅぐちゅに掻き乱して、貪るように動かして。

「ぷ、はぁ! やっ、あっ、あっ、ふ……も、う! あっ、ゃ、あぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!?」

 最後にお互いの腰が深くぶつかった瞬間、私はイった。膣が精液を求めるように、強くやらしく絡み締め付けた。その刺激に、おちんちんがまた、びゅくびゅくって熱い液体をたくさん放出してくれたのがわかる。
 意思とは関係なく、快楽から逃れるように跳ねる体を、弟がぎゅうって抱き締めてくれた。それでも腰はびくびくって跳ねて、弟も腰がぴくぴくってなっていた。



◇◇◇



「それじゃ、寝ましょう」
「うん」

 あの後、お風呂に二人で入ってちゃんと綺麗になった。シーツとかいろいろ汚れたものは、洗濯機を勢いよく回すしかない。
 ……中に、受け入れてしまった。一応今日は危なくない、大丈夫な日だけど、こういうのはさすがに今度からは避妊具をつけないとね。
 そこでまた今度のことを考えていることに気付いて、はぁって息が零れちゃう。

「あ、パジャマ、ボタン掛け間違えてるわよ」
「えっ?」
「ほら、直してあげるから」
「ありがとう、お姉ちゃんっ。えへ、大好き」
「~っ!? ……私もよ」

 この掛け違えたボタンを正すように、いつか私と弟のこういうことも正すときがくるんだろうな。
 でも今は、弟が大好きだって言ってくれて。私も弟が大切だし好きだし。
 ただそれまでは、そのいつかまでは、この優しくてぬるくて心地良い幸福感に浸っていよう。
 そう思い、弟におやすみのキスをしてあげた。


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