絶対あめだま宣言!

好きなことや様々なことを、ただ適当に綴ります。SS書いたりなど。あやれいむ布教委員会の会長です。

case2:『似た者同士』

フランちゃんとパッチェさんとレミリアさんの何気ないお話。




『似た者同士』



「パチェ」
「レミィ」

 フランドールとレミリア、そしてパチュリーという三人でお茶タイム。そんな中、ふとフランドールが思った「お姉様とパチュリーって、どっちが強いの?」という何気ない質問に対し、レミリアとパチュリーは互いに指さし即答をした。
 この結果は、正直フランドールにとって意外だった。二人とも負けず嫌いなところがあるから、事実はどうあれ「私の方が強い」というかと思っていたからだ。
 当のレミリアとパチュリーは、お互いどこか嫌な顔をして見つめ合っている。

「何ほざいているのよ、レミィ」
「パチェこそ、寝言は寝て言って欲しい」
「それ以前に、やっぱり二人って本気で戦ったことあるんだ?」
「……一度、いや、二度だけね」
「出会ったときと、幻想郷に住居を移すときの争いの二回だな。いやはや、あのときは死ぬかと思ったわよ」
「こっちの台詞よ。出会ったときなんて、丸二日戦い続けたせいで、スタミナのない私はいつ糸が切れてもおかしくなかったわ」
「そのくせに、隙あらばいつでも私に致命傷を与えられるよう、常に目を光らせていたじゃない。私だって、流水の牢に閉じ込められてからの極大ロイヤルフレアは、死を覚悟したわ」
「ふん、ちゃっかり体の一部をあらかじめ水牢の外に蝙蝠化して逃がしていたくせに、よく言うわ」
「あーもうっ! とにかく、私よりパチェの方が強い! 分かった、フラン?」
「戦歴はレミィが一勝、残り一つは引き分け。つまり、私は一度も勝ってはいない。この事実から、レミィの方が強いことは誰が見ても分かる。そうよね、妹様?」
「え、ちょ!?」

 まるでお前はどっちの味方をするんだ、と言わんばかりにずいっと迫ってくる二人に、フランドールは慌てたように紅茶を飲み干し――

「わ、私そろそろ部屋に戻るね! またねー!」
「あ、こら!」
「まだ話は終わってないわよ、妹様!」

 逃げるようにその場を去った。
 部屋に戻るまでの道のりで、フランドールはレミリアとパチュリーのやり取りを思い出す。
 あのプライドの高い二人が、あれだけ互いに認め合っている。それがちょっぴり、嬉しかった。それと同時に、少し羨ましいなとも感じた。

「……本当、お姉様もパチュリーも、似た者同士だよねぇー」

 ふふっと笑い、そう零した。
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コメント

似たもの同士だね~☆仲良きことは良きことかな。
2013-10-03 Thu 23:10 | URL | ロドルフ [ 編集 ]
>>ロドルフさん
レミリアさんとパッチェさんは素敵な関係だと思いますはい!
2013-10-04 Fri 23:34 | URL | 喉飴 [ 編集 ]

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