絶対あめだま宣言!

好きなことや様々なことを、ただ適当に綴ります。SS書いたりなど。あやれいむ布教委員会の会長です。

つめあわせぇっ!

ツイッターで呟いたのとかの小ネタ詰め合わせ。1番目:はたてさんとにとりさんでにとはた。 2番目:文さんと霊夢さんであやれいむ。 3番目:紫さんと天子さんでゆかてん。


 その1,『好きな人「ぎゅーってしていい?」 河城にとり「だめ」 好きな人「えっ」 好きな人は今にも泣きそうに目を潤ませながらこちらを見ている… http://shindanmaker.com/181846』より





「はぁ、すっかり寒くなったわよね」
「そうだねぇ、もう冬だしね。はい、お茶。あったまるよ」
「ん、ありがとー」

 寒い寒いと体を震わせながら、はたては湯呑みを受け取る。冬になると、はたてがにとりの家にやってくる頻度は増える。元からそんな、しょっちゅう訪れているわけではないので、それでもたまに遊びに来る程度のものではあるが。
 目的は、とても単純。にとりの家には、普通なら無いようなものがたくさんある。つまりはこの時期とてもありがたい、暖房器具も置いてあるわけだ。はたてはその中でも、特に炬燵が気に入っていた。眼を細めつつ背中を丸め、炬燵に入っている。

「炬燵は良いわよねぇ。癒されるわぁ」
「そんなに気に入ってるなら、いっそはたてにあげよっか?」
「そうしたら、にとりが寒いじゃん。いいわよ、別に」
「いんや、私は別にはたてほど寒がりってわけでもないから。むしろ河童だからか、寒さには強い方でね。そうだねぇ……そこに置いてあるストーブ一つあれば、充分さ」

 にとりははたての真正面側に座りながら、けれどもはたての方を見ずに、手元にある機械を弄りながらそう言った。
 はたては少し考えるように唸る。その間、にとりは黙ったまま機械を弄っている。唸り声と機械を弄る音だけが聞こえる、なんとも妙な時間だ。
一瞬、はたてはにとりの手元に目をやる。何かの作業をしていることは分かるが、それが何の作業なのか、何の機械なのかはよく分からなかった。
 少しして、はたてが口を開いた。

「いいや、いらない」
「んー? なんでさ?」
「だって、にとりとこうして話せないじゃない」
「――へぁっ?」

 はたての言葉に、にとりは思わず変な声が出てしまった。驚いたように目を見開き、はたての方を見る。
 するとはたては、にこっと笑った。

「なぁんてね」
「へ、う? あ、あぁ! 冗談だね! ま、まったくもうっ、ちょっとびっくりしちゃったよ」
「にとりがこっち向いてくれないから、ちょっと反応するかなーって思ってね」
「も、もぅっ! 普通にこっち向いてって言えば良いじゃないか。そんな冗談言わなくたって……」
「んーん、冗談では無いよ? にとりとこうして話す時間、私は好きだよ?」
「ちょ、ゃ、あっ!?」

 無邪気な笑顔でそんなことを言われて、にとりは体が熱くなる。きっとはたてからすれば、何気ない言葉の一つなのだろう。しかし、にとりにとっては中々の破壊力がある発言だった。
 これ以上、余裕の無い自分の姿を見せたく無くて、せめて顔だけは隠そうと俯いて帽子を深く被る。

「わ、私もはたてのことっ、じゃなくて、はたてと話す時間好きだよっ」
「あはは、にとりって本当照れ屋というか恥ずかしがり屋というか」
「う、うるさいっ! 今度からカメラのメンテしてあげないぞっ!」
「うーん、それは困るわね。分かった分かった、もうにとりをからかうのはやめるわ。あ、そうだ! ぎゅーってして良い?」
「数秒も経たないうちにまたからかってるよねっ!? 脈絡無さすぎでしょ!?」
「いや、前から抱き締めてみたいなーって思ってて。ほら、文は気軽ににとりに抱き付いたりしてるじゃない? 私もこう、抱き心地を確認したいというか、寒いから温まるのにも良いかなって」
「だめ。だめ、絶対に」
「即答!?」

 はたてからはにとりの表情が窺えないが、言葉は完全に拒絶を表していた。ハッキリとした拒否の意に、はたては少しショックを受ける。
 にとりからすれば、突然何を言っているんだ勘弁してくださいお願いします嬉しいけど恥ずかしいなんてレベルじゃないんです、と一気に捲り立てたい気分だ。だが、そんなことを言える度胸も無く、口から出た言葉は一言だけだった。
 はたてはわざとらしく頬を膨らませ、不満を露わにする。

「なんで文は良いのに、私はダメなのよー」
「はたてはダメ。本当、あの、勘弁してよぉ……」
「にとり、私のこと嫌い?」

 少し寂しそうな声で言われ、びくっと体を震わせるにとり。「むしろ好きだからこそ、意識しちゃうからこそ困るんだよ!」と叫べればどんなに楽だろうか。にとりはそんなことを思った。

「また私の方、ちゃんと見てくれても無いし」

 不満そうな声。もし今この場にさとりが居たなら、「見れるかー!? この状況で顔なんて見れるかー!?」というにとりの魂の叫びを聞くことが出来ただろう。
 
「……き、嫌いじゃないよ。嫌いだったら、こうして毎回家に迎え入れたりしないさ」
「本当? 私の方、ちゃんと見てそれ言える?」
「ゃ、それはその、今はちょっと」
「人と話すときは、ちゃんと相手の目を見て話さないと」
「いや、せめて数分待ってくれるとありがたいというか、やっぱり今は難しいっていうか――」
「こっち見てくれないと、泣いちゃうわよ?」
「なんでさ!?」

 思わずツッコミでがばっと顔を上げてしまった。そんなにとりの目の前には、今にも泣き出しそうに瞳を潤ませるはたてが居た。
流れ的に、嘘泣きであることは明らかだ。にとりも頭では分かっていた。けれども、やっぱり悲しそうな顔というのは、色々と心に訴えかけてくるわけで。
 わたわたと両手をぶんぶんさせ、言葉にならない言葉を紡ぐにとり。羞恥やら焦りやらのせいか、顔が少し赤い。

「く、くっ、あはははは!」

 そんなにとりを見て、はたては声を出して笑った。さっきまでの暗い様子はどこへやら、今はすっかり明るい表情で笑う。

「ん、ごめん。からかいすぎちゃったわね。けど、必死なにとりが可愛くて面白くて……くっ、ははっ!」
「か、かわいっ!? ちょ、あーもう、笑うなぁっ!」

 言葉では怒りながらも、にとりは頬が緩んでいるのを感じていた。
 笑われたのは恥ずかしいし、自分のみっともない姿を好きな人に見られたのはもっと恥ずかしい。けどまぁ、それでもはたてが笑ってくれるなら、笑顔なら、それで良いや。にとりはそんなことを思いながら、少しだけ疲れたように笑みを零した。





 その2,ついったーの診断メーカーでのお題:「ばーか。そろそろ気付け!」より





 博麗神社には大体誰かしら、人妖問わず、訪れていることが多い。霊夢の周りには、いつも誰かが居るのが当たり前だった。
 だからこそ、文は今、戸惑っている。霊夢と二人きりという、なんとも珍しい状況に。

「あ、えっと……」

 いつものように軽い口調で、何か話せれば良いのだが、文は妙に緊張していた。
差し出されたお茶にも手をつけず、作り笑いをただ浮かべているだけ。卓袱台の上に置かれた湯呑みからは、もう湯気はたっていない。

「あんたさぁ、何か企んでるわけ?」

 様子のおかしい文を、霊夢はジトっと睨む。すると文は、慌てて首をぶんぶんと横に振った。

「じゃあ何よ。今日のあんた、正直変よ?」

 妙に緊張しちゃってる、なんて文が言えるわけもなく。

「ちょ、ちょっと……」
「ちょっと、何よ?」
「あ、あはは」
「あーもう腹立つ! はっきりしなさいよ!」
「~っ!?」

 だから言えないんだってば、と心の中で叫ぶ文。緊張してるだなんて言ったら、意識してますと言っているようなものだ。
 しかし、そんな文の気持ちなんておかまいなしに、霊夢は睨みながら追及してくる。
 ぷるぷると震えつつ耐える文だが、我慢の限界がある。
 勢い良く立ちあがり、ビシッと霊夢を指さして言う。

「気付け!察しろ!普段の勘の良さをこういうときにこそ使いなさいよ、馬鹿霊夢!」

 突然のことに、霊夢はぽかんと口を開いたまま固まってしまった。
 一気に声を上げて喋ったせいか、それとも羞恥か、文の顔は赤くなっていた。そこにはいつもの余裕ある文の姿は無かった。霊夢からすれば何が何だか分からないが、とりあえず。

「えと、ごめん」

 謝っておいた。なんとも妙な空気になってしまった。その妙な空気を紛らわす為、霊夢はお茶を一気に啜った。もはや味なんて、分からない。
 少しして、文が口を開く。

「忘れましょう」
「え?」
「今のこと、無かったことに」
「え、あ、うん」
「よし」

 勿論、互いに忘れることなんて出来ない。文は引き攣った笑みで、霊夢も同じように無理矢理作った笑みで、互いに誤魔化すように笑う。この場に第三者が居たら、何だこの気持ち悪い空気と気持ち悪い二人、と言うことだろう。
 あははうふふと笑い合う、なんとも言えない気持ちの悪い空間が、そこには出来あがっていた。そして互いに心の中で「誰か来てくれ」と心底願ったそうな。





 その3,ついったーで突如暴投されてきた小ネタ(天子がお見合い行ったら相手紫だったんだけど的なネタ)





 何もかもがおかしい。
 朝いきなり、両親から「お前がお転婆なのは愛しい人が居ないからではないか。ということで、見合いをしてみなさい。ほれ、見合い写真」と渡された。興味は全くなかったが、断われる空気でも無かった。だから適当に手に取った一つのお見合い写真を突き出し、これで良いと答えてやった。どうせ付き合ったりなんかしないし。こういう面倒なことは、ちゃっちゃと終わらせるに限る。
 そして現在、お見合いの場。テーブルの向かい側には、ぴんと背筋を伸ばし凛とした表情のお見合い相手が座っている。四角いフレームの眼鏡越しにこちらを覗く瞳が、やけに優しく感じられる。格好良さと包容力を持っている、そんな感じがした。
 適当に選んだ割には、その人物は美しい。素直に、美形だと思う。良い人だろう、何も知らない人が見たらだが。
 そう、ある一点が明らかにおかしい。眼鏡をかけてたり穏やかな空気を纏っていたり凛々しい表情だったりと、普段と違う点が多々あるが、そいつは見知った顔なのだ。しかも、殴りたくなるような人物。
 それじゃあ後はお若い二人で、と両親が席を外した。ぱたんと扉が締められたと同時に――

「なにしてんのよあんたはぁぁぁぁぁぁ!」

 勢い良く立ち上がり、全力で飛び蹴りをかました。だが、目の前のこいつは、ひょいと体を軽く横に傾けて回避した。

「いきなり飛び蹴りだなんて、天人娘ともあろう者がはしたないですわ」
「やかましいわ! なんであんたが居るのよ! 八雲紫!」
「あなたが選んだのでしょう?」
「選んでないわ! いや、選んだけどちゃんと見て無かったし! そもそも、なんであの中にあんたが紛れこんでるのよ! 大体あんた女でしょうが! うちの両親はアホなの!?」
「そんな大声で私は貧乳だ貧乳だって連呼しない、はしたないにも程があるわよ」
「言って無いわよね!? 日本語通じないわけ!? ちゃんと説明しなさいよ!」
「はいはい、分かったからとりあえずテーブルから降りなさいな」

 ため息を吐かれ、渋々と元の位置に戻る。くそぅ、なんだっていうんだこいつは。
 ある意味、お見合いよりも面倒なことこの上ない状況だ。

「さて、何から話せばいいのかしらね」
「大切なことから言いなさいよ」
「さっきあなたが飛び蹴りしてきたとき、ぱんつが見えましたわ」
「そういうことじゃないでしょうが!」
「色は白でしたわ」
「知ってるわ! つーか、一々言うな忘れろ!」

 何発か殴れば記憶を失うかしら。けどどうせ、こいつに私の攻撃なんて当たらないのだろう。
 全くこいつは……見た目はいつもと違うくせに、中身はまるで変わっていない。

「分かったから、落ち着きなさいな。実はね、あなたの両親に頼まれたのよ」
「え?」
「え?」
「なんであんたまで疑問符浮かべてんのよ!」
「比那名居天子さま、御趣味はなんですか?」
「え? これといった趣味は特に……ってお見合いしなくて良いから! するとしてもこの流れじゃおかしいでしょうが! 何を頼まれたのか言いなさいよ!」

 気が付くと、いつの間にかこいつのペースに引き込まれている。弾幕も会話も、何もかもがだ。
 いつかその余裕を持った態度を崩してやりたいと思っているが、中々に難しい。今だって、私の目の前でにっこりと胡散臭い笑みを浮かべている。本当、腹が立つ。

「娘がいつもいつも、暇を持て余しているって。だから、娘が感情を剥き出しになるくらい親しく気兼ねなく接することが可能なあなたに、是非嫁に貰ってやってくれないかと」
「うん、うちの両親は馬鹿なの? 馬鹿なのね? どういう発想と思考をしてたら、その結論に至るの?」
「でもね、嫁にするのは問題があったのよ」
「山ほどあるわ」
「そう、分かると思うけど、いきなり結婚ってことよね。まずはお付き合いから。そう思って、お見合いという場を設けたのよ」
「そこじゃねえよ! というか、私かなり適当に写真選んだけど、じゃあ他の写真はなんだったのよ!?」
「全部私ですわ。勿論、衣装は全て違うものを着ている写真で」
「何その無駄な頑張り具合!? 逆にちょっと気になるんだけど! 見なかったことを後悔してるくらいに!」
「というわけで、ほらお見合い続行よ。えっと、あなたの趣味は……天気が良い日にわざと雨を降らせて慌てふためく地上の者を眺めること、だったわよね」
「性格悪っ! そんな陰湿な趣味してないわよ! そもそも、お見合いなんてする必要ないでしょうが! あぁもうっ、私は帰るわよ!」

 これ以上付き合っていられるか。そう思って立ち上がった瞬間、紫に腕を掴まれた。
 紫を見ると、そこにはさっきまでのふざけた表情では無く、凛とした表情と綺麗な瞳が私を捉えていた。
 不覚にも、少し動揺してしまう。

「な、何よ?」
「あなたは私のこと、嫌いかしら?」
「あ、当たり前でしょうっ。あんたなんて、敵よ敵!」
「そう、私はあなたのこと、嫌いじゃあないわよ」
「へぇぁぅっ!? な、何を――」

 真面目な声でそんなことを言われた次の瞬間、強く抱きとめられた。え、あ、あれ? 距離が地味にあったと思うんだけど、スキマで紫の胸に移動させられた? や、ちが、そうじゃなくて、えっと何この状況。
 柔らかい。温かい。心地良い。良い匂い。ぐるぐると頭の中を、いろんな思いがかけめぐる。
 恐る恐る、紫の顔を見上げる。紫の方が身長が高い為、顔を上げなければ見えない。すると目が合い、ふわっと柔らかい笑みを返された。
 紫の穏やかな笑みなんて、初めて見たかもしれない。見入ってしまう。

「天子」
「ゆ、紫……ぁ」

 紫の瞳から、目を逸らせない。
 やけに静かさを感じる部屋。
 高鳴る鼓動。
 震える体。
 そんな私を横から見つめるアルパカ――って、ちょっと待て!

「いやいやいやどっから沸いて出たのよ!? おかしいでしょう!?」
「それはほら、どっきり大成功、的な感じで」
「どこからどこまでがどっきりだったのよ!? いやもう最初から驚きの連続だったけども!」
「ほら、後ろの戸を開けて見てごらんなさい。あなたのご両親が、どっきり大性交って文字が書かれたカード持ってるから」
「それ字が違うからアウトだから! ダメな方向に字が違うからね!」

 暇だ暇だと煩い天子に、どっきりを仕掛けてやった。両親はそう言いながら、色々アウトなカードを持って笑いながら現れた。
 さっきまで静かだった部屋が、急に騒がしくなる。
 してやったりの表情な紫。増え続けるアルパカ。ねえ驚いた驚いたとどこぞのからかさ妖怪のようなことをしつこく訊いてくる両親。
 あぁもう、なんというかあれだ、我慢の限界だ。

「全人類の緋想天!」



 お見合い会場は吹っ飛んだ。
 ちなみに紫のお見合い写真は、珍しいのでこっそりいただいておくことにした。珍しいからであって、決してあの姿が良かったとか、そんなことはない、うん。
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