絶対あめだま宣言!

好きなことや様々なことを、ただ適当に綴ります。SS書いたりなど。あやれいむ布教委員会の会長です。

ラブLoveレボリューション!

プチ投稿作品。ホワイトデーSSとして書いたものでした。
内容は文とにとり。






 愛とはキャッチボールだ。昔のエロ……じゃなかった、偉い人はそう言った。
 つまり私が投げる、愛を表す言動を、相手も投げ返してくれることが、本当の愛といえる。



「というわけで、にとりも愛をちょーだい」
「ドライバーと釘のどっちがいい?」
「愛がバイオレンス!?」

 あやややや、相変わらず暴力的ですねぇ。
 がるる、と口で唸って私を睨んでいるにとり。
 威嚇しているつもりだろうけど可愛い。

「どうよ! 椛直伝の威嚇方法!」
「えぇ、可愛い」
「ひゃっ!?」

 ギュッと抱き締める。
 んー温いです。

「こ、こら!? 離せって!」
「んー可愛い」
「~っ!? だ、だからそういうこと耳元で言うなよ!」
「可愛い可愛い可愛い可愛い可愛いお持ち帰りする可愛い可愛い」
「さらっと違うこと言ったよね!?」

 腕の中でジタバタ暴れられると痛い。
 仕方無い、奥の手を使おう。

「ひゃんっ!」
「にとりの背筋を指でなぞった、効果は抜群だ」
「何実況してんのさ!?」
「ごふぁっ!」

 零距離ドライバーとは……にとりも強くなったわね。

「にとり、何故私の愛を受け入れないの!?」
「愛の表し方が気持ち悪いからだぁ!」

 再びドライバーで突きをしてくるにとりの攻撃を、楽に避ける。

「な!? 私が編み出した上半身の力だけで零距離から突きをする技を容易く避けるなんて!」

 にとりの『ドライバー零式』を避けた私は、素早い動きでにとりの背後に回る。

「にとり、抱かせなさいぃぃ!」
「くたばれ変態ぃぃ!」

 私の新技『天翔烏の閃き』と、にとりの『ドライバー零式』が交わる。
 そして――



 ~少女にゃんにゃん中~



「むちゃくちゃだ……」

 色々とにとりで遊んだ後、にとりは体力的に疲れたようで、息が荒く、仰向けになったままピクリともしない。

「にとり」
「何さ……もう好きにしてくれ」
「これ」
「……へ?」

 私は今日の本来の目的、にとりに小さな箱を渡す。
 手のひらサイズの、小さな小さな箱だ。

「ホワイトデーよ」
「あ、あぁ!」

 やっと意味が分かった、と言った表情を浮かべるにとり。
 私の手から恐る恐る箱を受け取る。

「さぁ開けて開けて!」
「わ!? な、分かったよ」

 私が急かすと、にとりは少し照れたように箱を開けた。
 箱の中身を見て、にとりは大きく目を見開く。

「こ、これって?」
「指輪」
「いや、それは分かるけど……」
「リング」
「いや、言い直さなくていいから」

 にとりは、反応に困った様子。うんうん、これでこそサプライズした甲斐があったわ。

「にとり」
「ひゃっ」

 にとりの手をそっと開き、薬指に指輪をはめる。

「愛してます」
「~っ!?」

 ただ、一言。
 私は、にとりの眼を見て真剣に言う。
 それだけで、にとりは顔に紅葉を散らした。

「にとり、返事を」
「と……」
「と?」

 『と』とは何だろう。『とにかく文が好き』とかかな。

「突然こんなことするな馬鹿文!」
「バ、ギムー、チョ!?」

 突然ぽかぽか殴られて、思わず変な声を上げてしまう。

「今日は帰れ!」
「え、ちょ」
「いいから帰れー!」

 にとりが顔を真っ赤にしていろんな物を投げてくるから、とりあえず退散しなくては危険だ。
 私は追い出されるように、にとりの家を飛び出した。



◇◇◇



 一人残ったにとり。
 薬指にはめられた指輪をじっと見る。
 部屋の明かりに照らされて、シルバーがより一層輝く。

「……えへへ」

 にとりは、小さく照れたように笑った。
 頬を少しだけ朱に染めて、笑った。
 その笑みは、幸せいっぱいの笑みだった。
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