絶対あめだま宣言!

好きなことや様々なことを、ただ適当に綴ります。SS書いたりなど。あやれいむ布教委員会の会長です。

ステップ2は家族公認?

ネチョいので、未成年禁止ですよ!

 ※この作品は『ステップ1はお友達から』の続きのようなものです。もし『ステップ1はお友達から』を読んでいない場合は、早苗がナズーリンと仲良いよ!ってことだけ分かってると、これ単体でも一応楽しめると思います。



 
 
「んっ、ふぁ~……もう朝か」
「おはようございます、ナズーリンさん。あ、着替えの服はお布団の隣に畳んで置いておきました」
「ん、ありがとう」

 布団から起き上がると、冬の冷気がナズーリンの肌を襲う。思わず、ぶるっと体を震わした。
 着替えを手に取り、いつもの服装へと着替えようとする。が、そこで早苗の視線に気付く。

「……あまり人の着替えをジロジロと見ないで欲しい」
「まぁまぁ、私とナっちんの仲じゃないですか」
「変なあだ名を付けるのはやめてくれ。まったく君は……」

 これ以上言っても無駄だと思ったナズーリンは、さっさと着替えることにした。別に見られているということを意識さえしなければ、特に羞恥心は無かった。
 着替え終わり、ふぅっと一息。

「さて早苗、ちょっとそこに座ってくれるかい」
「え? ここですか?」
「そうそう、そこだ。あ、動いちゃだめだよ? そう、そのままそのまま」

 ナズーリンに言われ、早苗は布団の上にちょこんと座る。首を傾げ、何故こんなことを指示するのか分からないといった様子だ。
 早苗が座るのを確認すると、ナズーリンは机の上に置いてあったダウジングロッドを両手に持つ。そして、二度三度軽く素振りをした後――

「何故君が私の部屋に居るんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
「ごふぁっ!?」

 早苗の頭部に、ダウジングロッド装備の全力ツッコミが炸裂した。喰らった早苗は、目の前がチカチカする感覚に陥る。
 しかしナズーリンは特に同情する様子も無く、その表情は笑顔だが、何やら黒いオーラを纏っているのが早苗には見えた。

「ちょ、ちょっと待って下さい! いくらなんでも、いきなり頭にダウジングロッドは酷くないですかぁ!? もうちょっと配慮というものをですね!」
「喧しい! 人の部屋に不法侵入してくる者に、配慮なんて欠片も必要ないだろう!」

 朝からぎゃあぎゃあと騒ぐ、ナズーリンと早苗。
 すると、その騒ぎに駆けつける足音。どたばたとこちらも騒がしいが、それほど心配しているのだろう。
 そして襖が勢い良く開かれる。

「どうしたんですか、ナズーリン!? 一体何が――って、あれ?」
「あ、ご主人様」

 星の視界には、布団の上で息荒く暴れる早苗とナズーリンの姿。しかも、ナズーリンがダウジングロッドで早苗を殴った痕(主にたんこぶ)がある。よく見ると、ナズーリンの顔は興奮しているのか赤く(主に怒りのせい)、早苗は涙目(主に殴られた痛み)だ。
 この状況から、星が導き出した結論は――

「な、ななななななななナズーリン! あなた、そんなか弱そうな少女を無理矢理襲うだなんて……っ!」
「はぁ!? ご、誤解だご主人!」
「言い訳は聞きません! そのたんこぶが、彼女を殴って大人しくさせようとした何よりの証拠! そう、真実はいつも一つです!」
「違う! これは違うんだ!」
「ナズーリンさん、言い訳してないで認めた方がまだ罪は軽くなるかと……」
「君は黙っててくれないか!? そしてさり気なく私を悪者に仕立てようとするな! 元はと言えば、早苗が不法侵入してきたからだろう!」
「ナズーリン、不法侵入ということはその女性を攫ってきたのですか!?」
「私じゃない! 早苗だ!」
「そうなんです。私を攫うときナズーリンさんは、暴れたり大声出したら夜な夜な耳に蕎麦を入れるぞと脅してきて……うぅっ」
「あーもうっ!? ここに私の味方はいないのかー!」

 見損ないましたナズーリン、けれどもそんなナズーリンさんも好きです、などなどナズーリンの部屋はより騒がしくなった。
 結局、ナズーリンが怒り爆発してスペルカードを放つまで、この騒ぎは続いた。





 ◇◇◇





「いやぁ、お客さんとじゃれあっていただけだとは。私としたことが、早とちりしてすみません」
「正しくは不法侵入者を撃退している最中だったわけだが、まぁ誤解は解けたから一応良しとするよ」
「改めまして、東風谷早苗です。普段は妖怪の山にある守矢神社に生息しています」
「生息って……まるで野生の君がたくさん溢れているみたいな言い方じゃないか」
「居ますよ? 野生の東風谷早苗。秒速800メートルで走り、狙った獲物には神の風をぶつけるという攻撃をし、さらには目からビームを出せるという特徴が」
「真面目な顔でしょーもない嘘を吐くんじゃない」

 こつん、と軽くダウジングロッドで頭を小突く。早苗はあうっと声を上げた。
 そんな二人を見て、星はくすりと笑う。

「ふふ、お二人は仲が良いんですね」
「何処をどう見てご主人はそう思ったのか、小一時間は問い詰めたい」
「はい、ナズーリンさんとはとても親しくさせてもらっています。ちゅーはまだしてないですけど」
「さらっと何言ってるんだ君は!?」
「おや、二人は恋人なのですか?」
「いえ、残念ながらまだ」
「そうですか、それは残念ですね。頑張ってくださいね、早苗さん」
「はい、ありがとうございます、寅丸さん」
「二人して何話を進めてるんだー! わ、私と早苗は友人であって、決してそんな関係になることはない!」

 かぁっと顔を赤くして、ナズーリンが立ち上がる。
 しかし、早苗も星もあらあらといった表情だ。

「ナズーリンはこのように照れ屋ですが、どうぞよろしくお願いしますね。頭の回転が早くとても優秀な子なのですが、その分プライドも高く、意地を張って正直じゃないところがあるので」
「はい、ご安心を。そういうところも全部ひっくるめて、私はナズーリンさんが好きですから」
「だから君は何さらっと恥ずかしいことを言っているんだ!?」

 ナズーリンを無視して、互いによろしくお願いしますと頭を下げている星と早苗。無視している点を除けば、無駄に礼儀正しい。
 おいこら話聞けや、とナズーリンは思っていたが、何を言っても無駄なような気がしてならなかった。
 仕方なく諦めて、再び座ることに。

「あ、ナズーリン、今日はお休みしていて良いですよ。せっかくお友達の方が来ているのですから、ゆっくりしてください」
「え? いや、私は私のやるべきことをやるつもりだけど……」
「やるべきことって……きゃっ、ナズーリンさんのえっち!」
「君は何を想像したんだ!? 頭の中が春なのもいい加減にしろ!」
「それではナズーリン、聖に伝えておきますね。ではでは、さなさなもゆっくりなさっていってください」
「はい、ありがとうございます、寅っち」
「急に二人が親しくなってる!? じゃなくて、ちょ、ご主人!? 私は休むと決めたわけじゃあ――」

 ナズーリンが言葉を言い終わるよりも先に、星は出て行ってしまった。思わず、口を開いたまま固まっているナズーリン。
 星が事情を説明すれば、白蓮ならあらあらうふふの一言で了承するだろう。つまり、ナズーリンの強制休みが決定したわけだ。

「ナズーリンさん、大丈夫ですか?」

 固まっているナズーリンに声をかけるが、反応が無い。
 早苗は固まったままのナズーリンの、耳やら頬やらをさわさわふにふにと弄る。するとくすぐったさからか、やっとナズーリンがぴくりと反応した。

「はぁ……君のせいで私は今日一日、フリーになってしまったじゃないか」
「働きたかったんですか?」
「君の相手をするよりは、いつも通り仕事をしていた方が楽ということさ」
「むっ……」

 意地悪い笑みを浮かべてそんなことを言うナズーリンに対し、早苗はわざとらしく頬を膨らませる。

「まぁ休みになってしまったものは、もう仕方ない。ゆっくり休ませてもらうとするよ」

 そう言って、畳の上に寝転がる。そして、その上に早苗がのしっと乗っかる。
 しばし、無言。

「……一応訊こうか。何をしているんだ、早苗?」
「構ってアピールです」

 再び、無言。
 しばらくして、口をゆっくりと開く。

「なるほど、君は馬鹿なのか」
「失礼な。これでも学業は常に優秀だったんですよ?」
「そーいうことじゃない。ふむ、休ませてくれる気はないようだね。大体早苗、君は今日何しに来たのさ?」
「何って……ナズーリンさんに会いに?」
「いや、疑問形で言われても困るんだが」
「そうですよね……突然押し掛けて構ってくれなんて、迷惑ですよね」
「ん?」

 突然しゅんとし、ナズーリンの上から退いた。急な変化に、ナズーリンは眉をひそめて警戒する。
 しかし、そのしょんぼりとした様子を見ると、何故か少し罪悪感が襲う。明らかに悪いのは早苗の方なのに、それでも罪悪感が湧いてしまうのだ。

「すみません、ナズーリンさんがもし邪魔だと言うのなら、私今すぐ出て行きますから」
「よし、邪魔だ」
「即答!? 普通ここは引き止めて、血で血を洗うようならぶらぶな展開に持っていくのがベストかつベタでしょう!?」
「君程度の企みを、この私が把握できていないとでも? そして君のらぶらぶとやらの基準が、とても歪んでいるような気がするのは気のせいか?」

 とても良い笑顔で、ナズーリンはそう言った。うぐぐ~と悔しそうに、ナズーリンを睨む早苗。

「……ま、少し罪悪感を覚えたのは事実だったけど」
「ほえ? 何か言いました?」
「何も言っていないよ。頭だけじゃなくて耳も悪くなったのかい?」
「……ナズーリンさん、段々私に対してきつくなってきてません?」
「そーいう対応されることを、早苗がしてるだけだろう。私は基本穏やかだ。全て君が悪い」

 ジト目で言い放つナズーリン。早苗は、意地悪ばかーあほー貧乳ーと罵るが、そんな子ども染みた挑発にナズーリンが乗るわけも無く、全く相手にされない。
 しばらくそうしていたが、次第に飽きてきたようで、早苗は不貞腐れた表情で立ち上がった。

「いーですよーだっ! せっかく来てあげたのに……うぅ、帰りますよーだっ!」
「子どもか君は……」

 小さな赤い舌を出して、ジト目でべーっとするその姿に、ナズーリンは思わず苦笑いが零れた。
 見た目だけで言ったら早苗の方がお姉さんに見えるが、態度は明らかにナズーリンの方が大人だ。
 仕方ないな、とため息混じりに言葉を零す。

「ほら、不貞腐れない」
「いーいーでーすーよーだっ! もう本当に帰りますもん。私、これでも忙しいんですから」
「ふぅ、せっかく構ってあげようかと思ったけど、君がそこまで言うのなら仕方ない。私は引き留めないよ」
「しかし、ナズーリンさんがそこまで私と一緒に居たいと言うのなら、仕方ないですね。一緒に居てあげましょう」
「……君は本当に、なんというか」

 もはや呆れたような表情で、再びため息。
 そんなナズーリンの横に、ちょこんと座る早苗。何故か正座。

「もし……」
「ん?」

 早苗は少し顔を曇らせて、ぽつりと呟く。

「もし、本当に嫌なら、ちゃんと出て行きます」

 不安そうな声。さっきまでとは、違う。これは本心だろうと、ナズーリンは思った。

「……君は真面目なのかふざけているのか、本当よく分からないな」

 ふっと笑みを浮かべながら、早苗の頭にそっと手を乗せて、髪を梳くように撫でる。目を細めて、それを受け入れる早苗。時折、少しくすぐったそうに動く。
 全ての言動がふざけているかと思えば、突然ふと見せる本心。本当、仕方のない。ナズーリンはそんなことを思いつつ、早苗を撫でる。

「いいんですよ、無理して撫でなくても」
「まぁだ不貞腐れてるのかい? 嫌いな相手を撫でてやるほど、私は優しくない」
「それはつまり、好きってことでいいんですね? 私のこと好き、と?」
「そこは保留で」
「酷い!?」
「あんまり自惚れちゃいけないよ」
「むぅ、素直に好きって言っちゃってくれても良いんですよ?」
「それは君が私を惚れさせたら、言ってあげるよ。前言っていたじゃないか、惚れさせてみるんだろう?」

 ナズーリンは余裕の笑みを浮かべている。
 そんな態度が気に入らなかったのか、「そぉい!」と声を発してナズーリンを畳に押し倒す。ナズーリンは大きく目を開いて、少し驚いた様子だ。

「そんな挑発的なこと言ってると、また襲っちゃいますよ?」

 半分冗談、半分本気が混じった早苗の発言。
 しかし、ナズーリンは慌てない。

「それで私を惚れさせることが出来るのなら、やってみれば良いさ」
「良いんですね?」
「やれるものならやってみろ、と言った手前、拒否はしないよ」
「むむむ……絶対に好きだって言わせてあげます」
「……っ」

 ナズーリンの首筋に顔を埋め、ちゅうっと吸い付く。その刺激と、早苗の唇の感触に、ぴくっと体を震わす。
 そのままちゅうちゅうと首を吸いつつ、両手をするりと服の中へ侵入させる。すべすべの肌を撫でるように触ると、くすぐったいのか身をよじる。

「んっ!」

 ふにゅり、と柔らかい感触。小振りながらも、ナズーリンの胸は早苗が揉むたびに、しっかりとした弾力を返す。撫でたり、揉んだりと、しばらく胸を弄る。するとその刺激に反応して、固くなる先端部分。早苗の手のひらに、柔らかさに混じって、くにくにとした少し固い感触が伝わる。
 くにゅりと指の腹で押してみたり、こねくり回してみたりと、様々な刺激を与える。そのたびにナズーリンは、ぴくんぴくんっと体を震わせた。

「……っ、やっぱり、恥ずかしいものがあるね」
「あ、だめですよー」

 顔を見られたくないと思ったナズーリンは、両手で顔を隠そうとする。が、その手を早苗に止められた。
 うっ、と嫌な顔をするナズーリンとは対照的に、早苗はにへらっとしている。

「前回も顔隠されちゃいましたからねー。今回はしっかりと、ナズーリンさんの可愛い顔を見させてもらいます」
「なっ!? ちょ、待て!」
「はいはい、待ちませんよー」

 ごそごそと取り出すは一枚のお札。それをナズーリンのおへそにぺたり。すると一瞬、びくんと妙な感覚がナズーリンを襲った。

「さぁ、体動かせますか?」
「っ!? う、動けないっ!」
「対妖怪用の、金縛り効果のあるお札です。体の身動きを制限する程度の効果なので、首を振ったりとかちょっとした動きくらいは、出来ると思いますよ。極度に強い力を持つ妖怪さんには効きませんが、ナズーリンさんには効いたようで良かったです」
「……それは何か? 私は弱いと言ってるのかい? 確かに私は、あまり力の強い妖怪ではないが、その分知力でカバーをだね――」
「はいはい、別にナズーリンさんのこと馬鹿にしてませんから、大人しくしてくださいねー」
「ひゃあっ!? あ……っ」

 早苗が指で胸の先端を弾くと、ナズーリンは珍しく可愛らしい声を上げてしまった。話の途中だったから、予想も何もしていなかったのだろう。そして自分の恥ずかしい声に、かぁっと顔を赤くする。もちろん、体は金縛り効果で動けず、その顔を隠すことは出来ない。
 にぱぁっと、とても楽しそうに早苗は笑みを浮かべる。早苗がナズーリンの上着をぐいっと捲ると、小振りの胸が露になった。ぴんと自己主張をしている桜色の突起に、そっと顔を近付ける。
 次に訪れるであろう刺激に、ナズーリンはぎゅっと目を瞑る。

「ふぁ……あっ!」
「んっ、うーん、良いですねぇ。ナズーリンさんの可愛い顔がよく見えます」

 軽く舐め、ちゅうちゅうと吸い、そして舌で転がす。刺激がくることは分かっていたはずなのに、それでも声が漏れる。
こういう行為をされるだけでも恥ずかしいのに、その上自分の声を聞かれ、顔を見られているという事実。それがナズーリンの体を、より熱くさせた。声を塞ぎたくても、顔を隠したくても、まるで、縄できつく縛られているかのように、体は動かない。

「くっ、ふ、ぁ……」

 強く吸われ、軽く噛まれ、転がされる。そして早苗は、ゆっくりと両手をナズーリンのスカートに忍ばせる。太股が少し汗ばんでいるのは、少なからず興奮状態だからだろう。早苗の手も、じわりと汗が滲んでいた。
 ドロワーズの上から、そっとナズーリンのそこに触れる。少しではあるが、湿っている感触がした。

「ナズーリンさん、興奮してます?」
「なっ、なな何を訊くんだ君は! もう少しムードというものを、んぁっ!」
「すみません、可愛いんでちょっと意地悪したくなっちゃいまして」
「……君はもう充分、意地悪だと思うけどね」

 ナズーリンはぷいっと顔を横に逸らす。ちょっぴり子どもっぽいその行動に、早苗はくすっと笑った。
 ドロワーズを脱がし、直接そこに触れる。ぬるりとした感触が、指先に伝わる。ナズーリンはぴくんっと、今まで以上に大きく体を震わす。
 くちくちと水音を立てつつ、そこをなぞるように弄る。もちろん、胸への愛撫も休まることは無い。右と左、交互に吸い、舐め、そして転がす。

「んやっ、ふぁ……あん、っ!」

 早苗は胸から口を離し、徐々に下へと下がってゆく。ナズーリンには早苗が何をしようとしているのか分かり、反射的に足を閉じようとする。だが、お札の効果は継続中。閉じることは出来ず、むしろ早苗に両腕を使ってより開かれてしまった。
 羞恥心やらどきどきやらで、顔が熱くなっていることを自覚していた。

「あ、あんまりジロジロ見るんじゃあないっ」
「恥ずかしそうにしているナズーリンさんが可愛くて、つい」
「~っ!」

 にへら~っとした笑顔でそんなことを言う早苗に、ナズーリンは余計に顔が熱くなった。
 何か罵ろうとしても、言葉が出ない。恥ずかしさで頭が上手く回らない。
 早苗はナズーリンのそこに顔を近付け、舐めた。ぴちゃりと水音が、二人の脳に響く。くちゃぴちゃと舐めるたびに、ナズーリンは普段出さないような声を出す。本当は思い切り体をよじらせたいくらいの衝動に駆られているが、お札の効果はそれすらも許さない。
 体を拘束されたまま責められるような感覚に、ぞくりとした未知の快感が心を襲う。堪えようと思っても、攻められるたびに声が漏れてしまう。羞恥心は加速し、ぞくぞくした快感は増す。

「んぁぁっ、うぁ、くぅ……!」

 早苗は自分の手でナズーリンが乱れているという、その事実に喜びと興奮を抱いていた。声を聞くたびに、羞恥に染まった顔を見るたびに、もっとその姿を見せて欲しいという欲求が湧く。そして自然と、攻める手は激しくなる。
 固くなっていたそこの突起を、軽く指で弾く。すると、ナズーリンの腰が跳ねる。じゅるくちゃぬちゃと、わざと音を立てつつそこを吸い、そして舐める。

「ひゃ、あぁぁ……ふぁぁっ!」

 びくびくと震えるのが、多くなる。限界が近いことが、互いに分かった。
 早苗はそこから顔を離し、ナズーリンの顔にぐいっと近づく。だが、右手はしっかりとナズーリンのそこを攻めている。指でなぞったり、突起を指の腹でこねたり弾いている。ナズーリンは至近距離で自分の乱れている顔を、早苗に見られているという事実に、今まで以上に大きく体を震わせた。

「ナズーリンさん、ちゅーしてもいいですか?」
「ふぇ、ぁ? んぁっ、す、好きにすれば、んっ、いいさ」

 その言葉を聞いて、早苗は嬉しそうな笑みを浮かべた。次の瞬間には、早苗のふにゅりと柔らかい唇が、ナズーリンの唇に触れていた。重ね合わせるだけの、幼いキス。ただそれだけなのに、ナズーリンは今までの愛撫以上の快感を覚えた。
 くちゅくちゅとそこを攻められ、キスをされて、もうナズーリンは限界だった。

「んっ、ん、んぅ……っ!」

 そして、とうとう絶頂に達した。
 早苗に唇を塞がれているため、大きな声は出なかった。
 そっと唇を離すと、ナズーリンは息を荒くして、ぴくんぴくんと断続的に体を震わせる。早苗はにへへと笑い、幸せそうだ。

「すみません、結局我慢出来ず、ちゅーしちゃいました。好きな人と、って言ってたのに、ごめんなさい。まだナズーリンさん、惚れさせたわけじゃあないのに……」
「はぁ、はぁ……いいさ、別に。それに嫌いだったら、口付けしていいかと訊かれて、許可なんてしないよ」
「え? それってもしかして――」

 早苗が言葉を紡ごうとしたその瞬間――

「ナズーリン、早苗さん、朝ご飯の準備が出来たので――って、あれ?」

 そこに登場したのは星。
 そして、目の前の二人を視界に捉える。
 幸せそうな笑みを浮かべている早苗。
 なんとも明らかにアウトなナズーリンの姿。
 そこで星は、瞬時に状況把握。

「おめでとうございます! 恋人ですね!」
「いやいやいや!? ご主人、いろいろ吹っ飛び過ぎだろう!?」
「ありがとうございます、星さん。私、幸せになります」
「ご結婚、おめでとうございます! 式には呼んで下さいね!」
「この数秒で恋人から夫婦に進化した!? お、落ち着けご主人!」
「私は落ち着いています。なので、このことを聖たちに伝えてきます! お二人とも、少ししたら朝ご飯食べに来て下さいね! それじゃあ!」
「ちょ、ま、ご主人ー!?」

 とても楽しそうに、星はちゃっちゃと出て行った。
 固まるナズーリン。

「ナズーリンさん、ご飯食べに行きましょうか」
「いやもう、本当最悪だ……あぁ最悪だ」

 ぶつぶつとそう呟くナズーリンの姿は、どこかいつもより小さく見えた。





 ◇◇◇





「早苗さん、ナズーリンをよろしくお願いしますね。あ、星、醤油取ってください」
「いやーまさか、ネズミっちに恋人とはねー。雲山も祝福してるよ、おめでとうウフフって。あ、村紗、塩取ってー」
「はい、一輪。いやーおめでたいね。心から祝福するよ」
「一番そういう恋人とかに縁が無さそうに見えたけど、いやーやるねナズ」
「……最悪だ、本当」

 白蓮、一輪、水蜜、ぬえにまで笑顔で祝福され、ナズーリンは食事どころではない。
 ナズーリンがちらりと横を見ると、早苗は星と楽しそうに話している。

「本当、式には呼んで下さいね。私、張り切って準備手伝いますよ」
「ありがとうございます、星っち」
「いえいえ、これくらい当たり前ですよ、こちさなっ」
「……だから君たちは、なんでそんな仲良いのさ」

 きゃいきゃいわいわい騒がしい食卓。
 そんな中、ナズーリンは誰にも気付かれないような、小さなため息を吐いた。
 いつの間にやら、家族公認の仲になった二人だった。
 
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