絶対あめだま宣言!

好きなことや様々なことを、ただ適当に綴ります。SS書いたりなど。あやれいむ布教委員会の会長です。

へたくそ

2011年3月19日にニコニコ生放送で行われた、夏ミカン@六号機さんの第3回マリアリ文学祭に投稿したネタです。
文字制限が700字だったのですが、ちょうど700字で書き終わりましたw健全な生放送だから、描写は一部かなり薄めにしましたw
テーマは久し振りにベタな感じで。

「なあアリス、ちょっと大耳に挟んだんだが」
「小耳に挟め。あんたはダンボか」

 アリスはもはや魔理沙が勝手に家に居ることには、一切突っ込まない。何度注意しても、侵入してくる。
 魔理沙の方へは顔を向けず、読書を続ける。どうせくだらないことだろうと思っているから、特に関心を向けない。アリスは片手で、紅茶の入ったティーカップを口に運ぶ。

「口の中でさくらんぼのヘタを結べると、キスが上手な証拠らしい」
「ぼふぁっ!?」

 紅茶噴いた。アリスにとって、予想外すぎる話だったから。

「あ、あんたなんでそんな話を……」
「いや、そーいう器用なこと、アリスなら出来るんじゃないかと思ってな。実際出来るか、やってみてくれ。ついでにそれで、アリスはキスが上手いのかどうか分かるし」

 にかっと笑い、魔理沙は帽子の中からさくらんぼを取り出し、差し出した。
 どうせくだらないことだとは思っていたが、予想以上にくだらなかった。興味津々の魔理沙に対し、呆れた顔のアリス。
 そこでふと、アリスはあることを思い付く。

「ちょいと魔理沙、こっち顔寄せて」
「ん? 何――」

 次の瞬間、魔理沙は言葉を発せなかった。アリスの唇で、自分の唇を封じられたから。突然のことに呆けていると、口の中に何か侵入してきた。

「ん、んー!?」

 それが舌だと気付くのに、時間はかからなかった。慣れない感覚に震え、アリスの服の裾をきゅっと掴む。
 どれくらいの時間が経ったか、少しして、すぅっとアリスが離れた。
 未だぼぅっとしてる魔理沙に向かって、悪戯成功といった表情で一言――

「どう? 私がキスが上手かどうか分かったかしら?」

 魔理沙は俯いて精一杯の反抗の言葉――

「……へたくそ」

 そう、ぽつりと零した。
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