絶対あめだま宣言!

好きなことや様々なことを、ただ適当に綴ります。SS書いたりなど。あやれいむ布教委員会の会長です。

パチュリーとフランの昔話~赤ずきん~

やっと25000HITリクエストSS、完全消化ー!
最後がこのシリーズって(ry
 
「妹様、赤ずきんって知ってる?」
「知ってるけど?」
「そう、やっぱり知らないのね」
「いや、知ってるってば」
「そんな妹様の為に、今日は現代版赤ずきんの絵本を用意したわ」
「私の話を聞こうよ、ねぇ」
「良いのよ、そんな感謝しなくても。私と妹様の仲じゃない」
「うん、今すぐ縁を切りたいかな」

 パチュリーが取り出すは、赤ずきんと書かれた絵本。
 それを、すぐさまフランドールはきゅっとしてドカーンする。しかし、パチュリーは新たにもう一冊、全く同じものをスカートの中から取り出した。

「ふふ、妹様が壊すのは想定内よ。この日のこのときの為に、いくら壊されても大丈夫なよう、小悪魔に100部以上製本を頼んでおいたのよ」
「小悪魔に謝れー!? そんな無駄な作業させられた小悪魔が可哀想だよ!」
「その小悪魔の苦労を、今さっき妹様が容赦なく破壊したわけよ」
「うっ……」
「これで妹様が赤ずきんを読まないとなると、小悪魔が可哀想よねぇ。あぁ、可哀想な小悪魔」
「……あーもう分かったよっ! いいよ、受けて立つよ!」

 絵本を読むことに、何故そこまで気合いを入れるのか。そんなツッコミをする者は、誰も居ない。

「私のボケは108つを超えるわよ? 覚悟はいいかしら?」
「いいよ、全部捌いてあげる!」

 こうして、目的がよく分からない絵本朗読が始まった。



『赤ヘルメット』

「タイトルから既に装備品変わってる!?」

『昔々あるところに、小さな小さな女の子がいました。その小ささはまるで、綿棒の先端部分並みでした。』

「そんなに!?」

『そしてある日、女の子はおばあちゃんから愛情の証として赤いヘルメットをもらいました。その姿がとっても似合うことから、女の子はいつしか周りから赤いヘルメットちゃんと呼ばれるようになりました。』

「きっとそれ軽い苛め入ってるよ」

『ある日お母さんが言いました。体調の悪いおばあちゃんのところへ、このお菓子とぶどう酒とウコンの力を届けてやってくれと。』

「うん、明らかに余計なものが入ってるね」

『すると赤いヘルメットちゃんは言いました。貴様が行け、と。』

「反抗期!?」

『まぁなんやかんやあって、激しい争いの末、右腕に重傷を負った赤ヘルメットちゃんが行くことになりました。』

「まず医者行きなよ」

『途中で、犬や猿や雉や狼に出会いながらも、なんとか目的地のおばあちゃんの家へと着くことが出来ました。』

「途中別の昔話の生き物が入って来てたよね?」

『扉を開けると、そこにはおばあさんが狼に噛みついている姿が!』

「返り討ちにあってた!?」

『しかし、これではお話が進まないため、狼は土下座をしておばあさんに丸飲みの許可をいただきました。そして、赤ヘルメットちゃんには見なかったことにしてくれ、と頼みました。』

「凄い格好悪いね」

『そして改めて、家に入る赤ヘル。そして、おばあさんに尋ねます。』

「名前略された!?」

『おばあさんの耳はどうしてそんなに大きいの? すると、おばあさんは言います。コンプレックスなんだからつっこむなよ、と。おばあさんの目はどうしてそんなに大きいの? すると、おばあさんはまた言います。あなたとは違うんです、と。』

「もう早く終われば良いのに」

『おばあさんのお口はどうしてそんなに大きいの? すると、おばあさんは突然ガバッと起き上がり、言います。それはお前を食べるためだよー!』

「そろそろ終わりに近いね」

『しかし、赤ヘルは動揺せず、その狼の口に人差し指をそっと添えて言いました。ふふっ、今はダメ、だってまだお昼じゃない。お楽しみは夜に取っておきましょうよ、ね?』

「赤ずきんちゃんが大人の色気を出してきた!?」

『これには狼もドッキドキ。赤ヘルに手を出すことが出来ません。赤ヘルちゃんはこの瞬間、赤ヘルさんへと、大人への進化を遂げたのです。めでたしめでたし♪』

「……おばあさんは!?」

 パチュリーはやり切った、という満足げな表情だ。

「いやいやいや、おばあさん胃の中に入ったままだよね!?」
「そう、愛を育んだ結果として狼のお腹は大きく――」
「それ絶対おばあさんだよ!?」
「まぁ、私が妹様に言いたかったことはね、これが世の中の愛の仕組みよっていうこと」
「全世界の純粋に愛し合ってる人たちに謝りなよ! いいかげんにしろぉ!」



 ※後日、小悪魔が余った絵本を売ってみたところ、割と売れたそうな。





あとがき
羞恥死するよ!?
絵本シリーズと言えば、私が東方SS書き始めたくらいに書いていたもので、今じゃ絶対に書かない系なんですががが。
今回、25000HIT記念リクエストSSとして、書きました。リクエストしてくださったsirokumaさん、随分遅くなってしまってすみませんでした。(土下座
えーと、えーと……そ、それではっ!
小ネタ・未投稿SS | コメント:4 | トラックバック:0 |
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コメント

わっひゃーー!
久々の絵本ネタ!!

100冊作らされた小悪魔乙wwwww
2011-03-05 Sat 00:01 | URL | sirokuma [ 編集 ]
少しでも楽しんでもらえたようでなによりですあばば。
2011-03-05 Sat 02:09 | URL | のどあめ。 [ 編集 ]
三匹の小豚と共に読ませていただきました とても面白かったです そして不憫すぎるコアwww
2011-03-08 Tue 00:00 | URL | 醤油 [ 編集 ]
うあうあっ、まさかの他の絵本シリーズまでっ!?
いやはやーありがとうございますー!
2011-03-08 Tue 04:33 | URL | のどあめ。 [ 編集 ]

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