絶対あめだま宣言!

好きなことや様々なことを、ただ適当に綴ります。SS書いたりなど。あやれいむ布教委員会の会長です。

お話二つ

プチ投稿作品。天子+萃香、レミリア+パチュリーで軽め二本立て。






 1.萃香と天子





 萃香を揉みしだく団。
 略してSM団。

「そんな団体を作ろうと思ったんだけど、団員私だけで誰も来なかったわ」
「お前頭大丈夫か?」
「な!? SM団長の私に向かって何よその口の聞き方は!」
「それ、本当にいろいろと危ないぞ?」

 なんだかんだで未だに天界に居座っている萃香。
 その萃香にまとわりつくように、毎日萃香を訪れるのは天子。

「SM団長ってのをとりあえず辞めなきゃ残念なままだぞ」
「えー……萃香を揉みしだいてみたいと思うじゃない」
「そっか、お前さんはまず思考から変えなきゃ残念なままだな」

 萃香の馬鹿にしたような、それでいてどこか哀れんだような態度に、天子は腹を立てる。

「あんた、もしかして私を馬鹿にしてない?」
「今気付いたのか?」
「……揉みしだかれたい?」
「どんな脅迫だ!」

 萃香の背後に回り込む。萃香は天子の背後に回り込む。天子はさらに萃香の背後に回り込む。萃香もさらに天子の背後に回り込む。ぐるぐるぐるぐる……

「って私たちは馬鹿か!」

 天子を軽く殴る萃香。

「痛い! 親にしかぶたれたことないのに!」
「それはいろいろと問題だな」

 睨み合う二人。
 天子は緋想の剣を持っていないと戦力がかなり落ちるが、決して弱いわけではない。
 本気の萃香には天子もまともにやって勝てない。だから天子は警戒する。

「あ! 空からお酒が!」
「何!? どこだ!?」

 本気になっても根本は酒好きだった。

「ふ……もらったわ!」

 萃香の腹部を蹴り飛ばし、馬乗りになる。
 そして、揉みしだく。どこをとは言わない。

「きゃぅっ! ひゃあ!?」
「な!? 全然揉むトコが無い!」
「お、お前が言うな!」
「ふふ、いつまで強がっていられるかしら? 私の1秒間に32回揉むテクニックで散るがいいわ!」
「ひぅっ!? こ、の……ばかぁ、くぁっ!」

 肩やらなにやら様々な場所を揉みしだかれる。
 力が入らない。効果は抜群だ。
 ふにふに。ふにゅん。コリコリ。

「ふぁ……はぁ……」
「よし、弱ってきたわね……今がチャンス! パチェットボール!」
「ふみゃ? のわぁぁぁぁぁぁ!」

 天子が投げたパチェットボール。
 製作者、パチュリー・ノーレッジさん。
 前回ちまっと宴会に出席した時にパチュリーから一つ譲って貰った魔法道具だ。
 パチェットボールに当たった者は、この手のひらサイズのボールの中に閉じ込
められる。

「なんだこれ!? 吸い込まれる!」
「萃香をゲットね」
「うぉぉぉぉふざけるなぁぁ!」

 暴れようにも逆らえず、ボールの中に吸収されてしまった。
 天子はそのボールを掴み、頭上へ投げる。
 すると――

「うわぁ! 出れた?」

 中から萃香が現れた。

「私の勝ちね、萃香」
「くっ……魔法道具なんて卑怯だぞ!」
「あら? 抵抗する気?」
「当たり前だ!」
「鬼は潔さが大事じゃない」
「う……」
「負けは負けでしょ?」
「うぅ……」

 天子の言葉に、強くは言い返せない萃香。

「はぁ……分かったよ。私の負けだ」
「そうそう、それでいいのよ」
「ってあれ? 勝負競ってたっけ?」
「……あぁ! 萃香を揉みしだくんだった! 忘れてた!」
「忘れてろ馬鹿!」










 2.パチュリーとレミリア






「こんばんは、パチェ」
「こんばんは、レミィ」

 夜、レミリアが図書館に訪れていた。
 パチュリーは特に気にすることなく、軽く挨拶を交わす。

「パチェも起きてるのね」
「魔女だからね。というか私が寝てたら貴女はどうする気だったの?」
「暇だから無理矢理にでも起こす」

 パチュリーはわざとらしく、はぁ、と溜め息を吐く。

「レミィはもう少し周りに気を遣うのをすすめるわ」
「パチェにはもう少し友人の私を大切に扱うことをすすめる」

 二人して、笑う。

「そういえば、小悪魔は?」
「あの子ならもう寝たわよ」
「驚いた。てっきりあの子も夜型かと思ってた」
「意外でしょ? 早寝早起きで老人みたいなのよ」
「へぇ、面白い」

 なんてことない、普通の会話。
 魔女とか吸血鬼とか、そんなものは関係無しに、二人は純粋に友人なのだ。

「ところで、今日は何の用?」
「あら、用も無く親友の元を訪ねたら駄目かしら?」
「ま、どうせ用件はアレでしょ?」
「お、分かってるわね」

 レミリアがワイングラスを二つ取り出し、一つをパチュリーに渡す。

「久し振りに朝まで飲みましょう」
「酔って本に零さないでね」
「そうね、善処するわ」
「零したらロイヤルフレアよ」
「おぉ、怖い」

 どこに隠し持っていたのか、レミリアはワインを取り出して、互いのグラスに注ぐ。
 とっても紅い、けれども血ではないワインが注がれる。
 静かな図書館に、注がれる音が響く。心が愉快になる。

「それじゃあ」
「乾杯、ね」

 薄暗いランプの下、ワイングラスが音を立てる。
 二人はクスッと笑ってから、軽く一口飲む。

「ん、美味しい」
「そうね。あ、そうそう――」

 また、二人はなんてことない会話を始める。
 相槌をうったり、笑いあったりと、親友同士の時間が続く。
 朝までは、まだまだ長い。
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