統一感のないネタ缶詰2010-08-30 Mon 03:24
ちょっと軽く小ネタ詰め合わせ。
久し振りに修行中。 『コント』 「ねぇ、諏訪子」 「んー? 何さ、神奈子」 「相撲しない?」 「くたばっちゃえよ」 「いや、なんならジョギング」 「うーん、今はそんな気分じゃないなぁ」 「なら、ボクシング」 「身長と体重差考えて発言しろよ馬鹿神奈子。略して馬鹿な子」 「……諏訪子、冷たくない?」 「あぁ、今は冬だしね」 「いや、夏だけど。もしかして、やっぱり怒ってる?」 「……」 「やっぱり怒ってるのね。私が、諏訪子のパンツ頭に被って人里行って、ふははははケロちゃんウーマンだぞーって叫んだこと」 「はい、ストップです、お二人!」 早苗の叫び声に、神奈子と諏訪子がため息を吐いた。 「神奈子様、なんですか、そのベタなボケは! パンツをボケに持ってくるなんて、ベタもいいとこですよ!」 「早苗、やっぱり私には無理よ。コント大会に出るなんて……」 「うーん、私もちょっときついなぁ」 「黙らっしゃいケロケロとシャーシャー!」 おそらく、蛙と蛇が! と言いたかったのだろう。 「良いですか? 今度里で行われるコント大会、優勝はお米80kgです。副賞はお米券50枚です。地味にありがたいのです! さぁ、分かったら、もう一度今のシーンを!」 早苗の気迫に圧され、神奈子も諏訪子も再び始める。 「諏訪子、やっぱり怒ってるのね。私が、私が……早苗を殺しちゃったことを!」 「はいカットぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ! 何私殺してるんですか!? ていうか、これじゃあサスペンスに変わっちゃいます! しっかりとボケてください! 超面白いボケでお願いしますよ! もう聴いたら笑い死ぬような!」 「さ、早苗、ハードル上げすぎだよ。神奈子緊張でぷるぷる震えてるよ」 「大丈夫、私神奈子様ならやってくれるって信じてますからっ」 神奈子にとてつもないプレッシャー。 気の毒そうな目で見つめる諏訪子。 次変なボケかましたらしばくぞ、というオーラの早苗。 「諏訪子、やっぱり怒ってるのね。私が、私が、私が……私がああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」 「怖っ!? ちょ、神奈子様怖いですって! いきなり発狂って、どんな斬新なボケですか! むしろみんな引きますよ!」 「いや、これプレッシャーに負けただけだと思うよ」 「がああああああああああああああああああああああああああああああああ!」 「か、神奈子様、えーと大丈夫ですか?」 「があ」 「うわっ!? 神奈子、があしか話せなくなってるよ!?」 結局、があがあとしか喋らない神奈子と、諏訪子の冷静なツッコミが、割とウケたそうな。 準優勝の鉛筆5年分をもらったらしい。 『超高速走れ文』 文は激怒した。 「なんて王だ。生かしておくわけにはいかないわ」 文は王の元へ向かった。 そして、目にも映らない速さで王を潰した。 なんやかんやで平和になった。 『超高速文太郎』 昔々、あるところに、おじいさんとおばさんがいました。 おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。 おばあさんが川で洗濯していると――音速で桃が流れてきました。 もちろん、おばあさんがその桃の速さに対応・認識することは出来ず、桃はそのまま流れて行きましたとさ。 めでたしめでたし。 『金? 銀?』 「あなたが落としたのは、金の小野塚小町ですか? 銀の小野塚小町ですか?」 「いいえ、私が落としたのは怠け癖のある部下の月給です」 「あなたは正直者ですね」 「閻魔ですから」 「そんな貴女には、この金の小町と銀の小町も差し上げましょう」 「いえ、いりません。これ以上面倒な部下が増えても大変ですから」 『ぱるっといってみよー』 「パルスィ、元気~?」 「あんたは相変わらず元気そうね、ヤマメ。その元気さが妬ましいわ」 「あはは、パルスィは本当、妬んでばっかね。前から気になってたんだけど、どれくらい妬めるものなの?」 「延々と妬めるわ。相手に妬む箇所があるのだもの」 「私にも?」 「当たり前」 「へーじゃあ試しにどこが妬ましいのか挙げてみてよ」 どうせ言い続けることは不可能だろう。 ヤマメはそう思って、少し意地悪で言った。 「まず元気さ。次に可愛いところ。照れたときの、ちょっと頬が赤くなるとこ。さり気ない気遣い。実はさびしがり屋なのに、気丈に振る舞うところ」 「え、や、ちょ」 「髪もさらさらで綺麗なとこ。胸が大きくも無く小さくも無い、ちょうど良い大きさなとこ。くりっとした大きな瞳。首筋がとても敏感。感じてるときに、体をぴくっと震わせながらも声は我慢出来るその我慢強さ」 「や、やめっ! ちょ、え、ていうかなんで知ってんの!? は、恥ずかし」 「なんで知ってるって、あんたが一人でしてたとこ見たことあるから」 「~っ!?」 「あと、他にも後ろの――」 「うわぁ! うわぁ! ごめん、もういいから! ごめんなさい、私が悪かったです!」 顔を真っ赤にして両手をばたばたさせるヤマメ。パルスィは、何故止められたのか分からないと言った表情だ。 いろんな意味で、パルスィの怖さを知ったヤマメだった。 |
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